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バリ島あれこれ ~産後の食事編~

2017年 06月29日 11:54 (木)


バリ島(とういか、インドネシア全体)はただ今大型連休中。
レバランというイスラム教の断食明けのお祭りの真っ最中で、
多くの人がこの時期長期休暇となる。
ヒンドゥー教の多いバリ島であっても例にもれず、
夫の職場では土日も含めて10日間のお休みとなる。
この間、イスラム教の人々はプラン・カンプン(Pulang kampung)といって
田舎に帰って家族と過ごすのが通常。
色々な島から出稼ぎに来ている人が多いバリ島では
この時期多くのワルン(ローカル食堂)がお休みとなる。

ということで、結構ご飯を探すのが大変。
(観光地は通常営業が多いです。)
バリ人が経営しているワルンか、自炊ということになる。

ただ、産後の女性は料理が作れない。
というか、台所に入ることを禁止されている。
というのも、台所には火の神様ブラフマ神がおり
産後の女性は不浄の存在とされ立ち入り禁止になる。

これは前に記した1Bulan 7hari(サトゥブラン・トジュハリ)の儀式まで続く。

といっても、全く台所に入れないのは核家族の我が家にとっては
かなり大変なことで、ご飯は買ってくるとしても、
食後の皿は洗えない、というか食器を取りに行くことも出来ない・・・
となるので、我が家ではちょっと規律を緩めて(いいのか?)、
この期間は火を使わないというところで落としどころをつけている。

で、毎日のご飯はどうしているかというと、

近所に住む義母さんが毎日3食分届けてくれるんです~

いやー、ありがたい。
というか、産前からこれが楽しみだったの!!

というのも、夫のお母さんは料理が凄く上手で、東ジャワ島出身の
お義母さんは基本料理は甘辛な味付け。
辛いのが苦手な私は毎日激辛バリ料理が続くとちょっと厳しく、
この甘辛のジャワ料理が丁度いい辛さ。
(というか、辛さ控えめで作ってもらっている。)

毎日、お義母さんのところに住み込みでいるお手伝いさんが
朝とお昼にご飯を届けてくれる。
上の子の時は、これを3ヶ月お願いしていた。
今回はまぁ、育児も2回目ということで取りあえず1Bulan 7hariの儀式までの予定。

ご飯はこんな感じ。

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野菜盛りだくさんで栄養満点!!
本当にありがたいわ~(私が日本人ということもあり、時々チキンカツや照り焼きなんかも作ってくれる!)


ちなみに、この台所に入ってはいけないという縛り、
夫はバリ島全土の習慣だというが、どうもかなり地域性がある様子。
サヌールに嫁いだ知り合いのバリ嫁さんに聞いてみたら、そんなの
初めて聞いたとのこと。
なので、この習慣がデンパサールのものなのか、それとも夫の田舎の
シガラジャのものなのかは不明。

代わりにサヌールでは、夕方6時~7時の間(いわゆるお化けが出るという時間帯)
は、赤ちゃんを必ず抱っこしていなければならないらしいが、我が家はこの習慣はなし。
同じバリ島、ヒンドゥー教とはいえ地域性が大きい。


という訳で、産後は最小限の家事のみで、のんびり赤ん坊のお世話をしています~。
バリ島には里帰り出産の概念がないので、核家族の場合、最悪床上げ前であっても
バリバリ家事をこなさなければならないこともあり、この習慣にはもの凄く助けられている。

あとは、1Bulan 7hari(サトゥブラン・トジュハリ)の儀式までは極力外出を
ひかえる必要があるんだけど、まぁこれは日本でだって同じことよね。
1Bulan=バリ式の1ヶ月だから35日+7日の42日だからちょっと長めだけど。
この間はおとなしく家でのんびりしときます。


***************


時折、赤ん坊がよく寝ている日なんかはグンデルを練習したりしているんだけど、
つい先日久しぶりにスカワティの曲を弾いてみるか、と思ったのはいいが・・・

あれ・・・?
この曲の出だし何だっけ??

っていうのが多く、サルゴ先生に習ったスカワティの曲をほとんど忘れていた・・・
というのも、スカワティでの練習を休みに入ってからスカワティの曲は殆ど弾いておらず、妊娠中は胎教によいかとゆったりとしたカユマスの曲ばかり弾いていた。
なので久しぶりに弾こうとしても出だしから分からない曲や、途中のつなぎ目を
忘れてしまっている曲がほとんど。
唯一何とか弾けたのが、RebongとOmbak-ombak。
(といってもOmbak-ombakはスカワティの曲ではないが)

これはまずい・・・

この状態でスカワティに行こうものなら、サルゴ先生の逆鱗に触れること間違いなし。
撮りためたビデオを見て、少しずつ思い出していかなければ。


赤ちゃんの儀式 ~へその緒とれた編~

2017年 06月12日 16:23 (月)


前回へその緒が取れたときも儀式・・・
と書いたが、儀式といってもたいしたことはない。
バンタン(お供えもの)を供えて、
赤ちゃんに聖水かけておでこに米つけて(ビジョというお祈りに使う米)、
手に白い紐巻いて・・・
くらい。

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こんな感じ。

で、取れたへその緒は乾燥させてこういった金の入れ物に入れる。

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左は上の子の分。

※曰く、乾燥させたへその緒は、将来大病をしたときに
せんじて飲むと病気が治るらしい。


それを子供用のプランキラン(家の中に作る小さい神棚)に置いておく。


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このプランキランは、アリアリ(胎盤)と同様、
ずーっとお祈りをかかさない。

ちなみに、このプランキランにサラック(スネークフルーツ)を
供えておくと、子供が癇癪をおこさないのだとか。
(バリ人のおばさん曰く。)


へその緒が取れたら、この後1ヶ月くらいは何にもなし。
次は生後42日目に行われる、1Bulan 7hari(サトゥブラントゥジュハリ)と呼ばれる儀式。



つづく・・・



**************


よく寝る子で助かってます。
(と言っても時々一晩中起きてたりもするけど・・・)

で、赤ん坊が寝ていて、余裕のある時にちょっと試しにグンデルを弾いてみることに。

隣の部屋でけっこうな音で弾いているんだけど、
ありがたいことに全然起きる様子なし。
これは嬉しい。

思っているよりも早く復帰できるかも~

※ちなみに一人目の時は、産後「グンデルなにそれおいしいの状態」で、
グンデルにかけた布を2年間とる余裕がなく、
曲はおろかパングルの持ち方すら覚えておらず
復帰にかなりの年月を要した。

その時のお話


***


で、PKB始まりましたね!
(PKB:ペーカーベーとはバリ芸術祭のこと)

いつも楽しみにしている子供グンデルワヤンコンテストは6月17日、18日。
さらにワヤンクリット競技会は、いつもはラマヤナなんだけど、
今年はパルオ(マハバラタを基調としたワヤンクリット)で、

ラマヤナ→グンデルワヤンの他にもクンダンやスリンなどが合わさったバテルと呼ばれる
     形式での演奏。
パルオ→グンデルワヤンのみでの演奏。

ということもあり、グンデルの音がパルオの方がより強調されるんだよなー。
(PKB仕様だからちょっと違うかな?)
観たいなー。


でも流石に1ヶ月にもならない赤ん坊を連れてPKB会場には行けないので、
今年は我慢。
誰かがYou Tubeとかにあげてくれるのを待とう。



ご報告

2017年 06月02日 11:46 (金)



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つい先日、無事に出産しました!
母子ともに元気にしているので、まずはご報告まで。


**********


バリで普通分娩での出産だと、入院はたったの1晩のみ。
(私は1日延長して2泊したけど・・・)

なので、もう家に帰ってきてまぁ、のんびり育児しています。


で、バリの儀式関係を少しだけ。


まず、赤ちゃんが無事に生まれて一番最初にする儀式といえば・・・

アリアリ(胎盤)を玄関脇に埋めること!

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こんな感じでカゴをかぶせて24時間ライトで照らす。
(トゲトゲのある植物を一緒に植える)

男の子は玄関の左手に、女の子は玄関の右手に。
これは子供が成人するまで(してからもずっと)毎日お供えものを欠かさずに。

なので、お父さんは赤ちゃん生まれたらこの作業で大忙し~。
お母さんと赤ちゃんは放置されます~。


で、病院から帰って来たら家に入る前にまたバンタン(お供えもの)を奉げ、
赤ちゃんに聖水かけてようやく家へ。

お次はへその緒が取れたらまた儀式・・・
その次は1ヶ月後・・・
と、つぎつぎと儀式が続きます~。
あぁ、いそがし
(私以外の周りのみんながね。私はのんびり育児に専念。)


続きはまた今度。


バリ島あれこれ ~妊娠・出産編~

2017年 05月17日 10:40 (水)


まだもうちょっと生まれるまで時間がありそうなので、
バリ島での出産に関して私の経験をちょっとだけ。


前に妊婦は一定の寺院や儀式に参加できないことをちらっと書いたけど、
その理由としては・・・
(あくまでも我が家の場合)


プラ・ダレム禁止
→死者の寺院なので、説明は必要ないか。
日本では妊婦はお墓参り禁止とかはないかと思うけど(多分)、
バリ島ではちょっと違ってくる。
いまだにブラックマジックとか普通に浸透している文化なので。


Ngaben(火葬式)参加禁止
→まぁ、これも同じような理由。
日本では妊婦がお葬式に参加する時は鏡をお腹に置いておくとかあるかと思うけど、
バリでの儀式はかなり濃いので。
バリ人の通過儀礼の中で一番大切とされているNgaben。
妊婦じゃなくても、かなりの体力を使う大きい儀式だし。


Potong Gigi(歯削りの儀式)参加禁止
→Potong Gigiに関しては以前にも書いたことがあると思うけど、バリの成人式。
犬歯を削ることによって、理性のきかない獣から人間へと生まれ変わるというのが儀式の大きな目的。
バリ人は結婚前に必ず行わなければならないが、生まれ変わる儀式というだけあって、それまで獣であったものを一旦死んだものとし、新たに人間としてこの世に誕生させる。
なので、魂が凄く無防備な状態になる。
悪いタイプの呪術者はその隙を狙ったりするので、そのとばっちりを受けないように。
胎児とか赤ちゃんとかは悪いタイプの呪術者にとっては格好のターゲットなので。
(時々、小さくして亡くなった赤ちゃんのお墓があらされたとか驚きのニュースが新聞に載っていたりする国。)
現在はそこまで考えてポトンギギの儀式をすることも少なくなってきたけど、やっぱりここはバリなので、言われれば従うに越したことはない。


後は、インドネシアあるあるかな?
妊婦は炭酸を飲んではいけないとか、パイナップルを食べてはいけないとか・・・
理由はよく分からないけど信じられていること。

何となく分かるけど、絶対ダメって押さえつけられると精神的にきついものがある。
(特に妊娠初期のつわりの時期とか。)
夫は考えなしに(というか赤ちゃんのことを考えすぎて)炭酸絶対ダメ!!派だったけど、これはドクターに確認して論破。
もちろん糖分が多いので飲みすぎは良くないけど、つわりで気持ち悪いときにすっきりさせる為にちょっと飲むとかは別に問題なし。
コーラにはカフェインが含まれてるらしいから、たまにスプライト系を飲んでた。

パイナップルは体を冷やすから?よく分からないからあまり気にせずに。
あと、サテ(串物)はダメってのもあったな。
(これは生焼けの場合、トキソプラズマが怖いってので理解できるけど、たまに食べてた。)
特にサテ大好き!って訳じゃないけど、完全に禁止!!ってなると精神的にキツイ。
まぁ、生ハムとか生サーモンとかはインドネシアじゃなくても怖いからできるだけ避けてたけど。

ぜーったいダメなのは、マンゴスチンの皮。
マンゴスチンの皮には強力なデットクス効果があるので、体の中の異物を出そうとするから妊婦は絶対禁止らしい。
(義母さんいわく)
これは普段から摂取していた訳じゃないから生活に影響なし。


あと感心したのは、インドネシアでは妊婦は積極的にKacang Hijau(緑豆)を取るように昔から言われてたこと。
つわりでの吐き気を抑えると言われているらしいんだけど、実はKacang Hijauには多くの葉酸が含まれている。
最近でこそ妊婦の葉酸摂取の大切さは知られているけど、そんなことを知らなかったであろう昔からインドネシアの女性は経験上分かって語り継がれていたんだろうね。


その他には、妊婦は人の悪口を言っちゃいけない(言った悪口が子供に跳ね返ってくる)とか、玄関の前に座ってはいけないってのもあったな。(霊関係の通り道だから?)


あとこれは文化的なことなんだけど、どうしても受け入れられなかったインドネシアの文化・・・
それは、陣痛が始まったら親族みんなが病院に集まって妊婦の応援をすること。
普段から病気や怪我で入院となったら家族が病院で寝泊りする文化があるから分からないでもないんだけど、出産なんて超プライベートでしかも陣痛なんて人生において一番しんどいことでナイーブになっている時なのに・・・
そんな時にそばであんまり面識のない親戚のおじさんとかが「頑張れ!」とか言ってるなんて、受け入れるのは絶対無理。
(病衣の下は裸だし。色々医療処置とかもあるし。)

日本だと陣痛室(っていうのかな?)への立ち入りは夫と実母のみ、かと思うんだけどインドネシアでは誰でもOK。
お友達なんて、出産時に夫の会社の上司が応援にかけつけたらしい・・・
ありえない・・・

で、これを夫に分かってもらうのが本当に大変だった・・・
一人目の出産の時はもう大喧嘩。

「何で僕の家族が来ちゃダメなんだ!!」
「そんなに僕の家族が嫌いなのか!!」
なんて。

いや、そうじゃないんだよ。
日本人的感覚じゃありえないことなんだよ、産むのは私なんだからそこは日本のやり方でお願いしたい、って言っても全然理解してもらえなくて、これが一番辛かった。

結局、大学で日本語講師として働いているバリ人のお友達(彼女が私達夫婦のキューピッド)に、「日本の文化」なんかを説明してもらい、その他の日本人の奥さんにも説明を受け、(「ありえないよねー。」みたいな。)ようやく納得。(自分の家族が嫌われているわけではないと。)

あー、大変だった。

で、実際には当時義両親はジャカルタに住んでいたので、夜に病院に入った時点でフライトが間に合うわけもなく、次の日生まれてから到着。
案の定病院ではナースに、「え!?付き添い旦那さんだけなの!?大丈夫?(何が?)凄いわね!怖くないの?」なんて言われたけど。
何事もなく無事出産。


なんて、長々とだらだらと書いてしまったけど、バリ島での妊娠・出産に関するあれこれはこんな感じ。
今回の出産も無事に過ごせますように~。



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今日のガンサ練習【Tabuh Telu続きなどなど】

2017年 05月12日 11:03 (金)


恐らくこの日が出産前の最後のプライベートレッスン日。
(そろそろ一人での車の運転が厳しいので。)


前半のみ習い済みだったTabuh TeluやSelisirの続きを習う。
ちょっとずつ慣れてきたガンサ練習。
何となく音が止められるようになってきて嬉しい。

途中、グンデルを習っている子供の練習などを挟み、
一緒にグンデル叩きながら何となく2曲の続きを終了。

よかった、何とかきりのいいところで練習を終えられた。

週一のプレゴンガン練習は頑張ってギリギリまで通う予定。
前回の妊娠の時は5ヶ月目でグンデルレッスンはお休みに入ってしまったけど、
(集中力がもたなかった)
今回はこうしてギリギリまでガムラン練習を続けてこられたのでよかった。

出産後、いつからまたプライベートレッスンを再開できるかは全然予想がつかないけれど、
出きるだけ早めに始められたらいいな~。



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