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ベモでバリ島1周!! ~最終~

2018年 01月31日 12:47 (水)


※更新が遅くなりましたが、旅行記最終になります。
こちらは、ガムランを離れて2009年のバリ島旅行記となっています。
料金は当時のものなので、参考にしないで下さいね。
(注:けっこう長いです)



***************



ウブド王宮付近でベモを降り、まずは宿探し。
モンキーフォレスト通りに入り、どこかロスメン(安宿)はないかとキョロキョロしていると、「宿を探しているのか!?こっちだ!!」とおじさんが現れた。
「ホテルじゃなくて、ロスメンね。高いのは無理だから。」と言うと、
「いくらだ」と聞かれたので、今回の旅で最安値だったロビナの宿と同じく「4万ルピア」と試しに言ってみる。
流石にウブドで4万ルピアは無理だよな~、とダメもとだったんだけど、おじさんは「それならこっちだ!」とローカルロスメンに案内してくれた。
ウブド情緒あふれる好みの宿だ。
宿の女将さんが部屋を見せてくれて、「いくら?」と聞くと「6万ルピア」と。
「さっきのおじさんは4万ルピアだって言っていたんだけどな~」なんて言ってみると、
「じゃあ、4万5千ルピアね」とあっさり交渉成立。
多分ローシーズンだったからだと思うけど、ウブドでこの値段で泊まれるなんてかなりラッキー


DSC00174.jpg


場所はウブド王宮近く、モンキーフォレスト通りをちょっと入ったところで、ウブド散策にもばっちり!!
この宿を拠点として、あちこちウブドを歩き回っていた。
そのうち、その辺で暇そうにしていたローカルの子と仲良くなって、バイクでテガラランやグヌンカウィへ連れて行ってもらったり、夜は王宮横に腰掛けてガムランを聴きながらぼんやりしたりしてウブドでの日々は過ぎていった。


そんなある日、その日はモンキーフォレスト方面を歩いていて、少し疲れたのでモンキーフォレストの入り口辺りに腰を掛けて休んでいた。
そこにはお客さん待ちのドライバーとかが休んでいて、隣にいたおじさんが声をかけてきた。
「一人なの?」「バリに住んでるの?」「旅行なの?」なんて、よくある感じの会話をしていると、私の「日本から来た」と言う言葉に顔を輝かせるおじさん。
聞くと、娘さんが近々日本に留学をするのだという。場所は「京都」。
「京都はすごくいいところだよ!!」と言うと、「もしよかったら家に来て娘に京都のことを教えてやってくれないか」と言う。
京都は学生時代を過ごした街だったので、少しは教えられることがあるかもしれないと思い、何の予定もなかったので「いいですよ~」と受けあう。

「今、妹家族をモンキーフォレストに連れてきていたところだったんだ。ちょっと待ってて!!」としばらくしておじさんの妹さんと、その息子さん、親戚のおじさんの3人がやってきた。
おじさんが妹さんに私のことを紹介し、「家に来るのね!じゃあ、乗って!!」と車に乗るように言われる。

・・・うーん、車なのかぁ、どうしようかなぁ・・・

と一瞬思ったが、見た感じどこにでもいるようなインドネシア人の家族だったし、インドネシアの方の生活を見るチャンス!という思いが勝ってしまい、車に乗り込んだ。

妹さんは気さくな方で、「Mって呼んでね!」と親しげに話しかけてくれる。その名前からクリスチャン系の方だということが分かった。
息子さんはシンガポールの大学に通っているらしく、見た感じ今どきの若い人(ラッパー系?)で、お金持ちの家庭なのかな~、という印象。

てっきりウブドの近くなのかと思っていたら、思っていた以上に車は進み、結局デンパサール付近にあるおじさんの家に案内された。
思っていた通り、裕福そうな家庭。
中に入ると、お手伝いさんらしき人が飲みものを持ってきてくれて、お腹がすいただろうとミーゴレンを作ってくれた。
(この時すでに夕方だった。)

肝心の娘さんは・・・というと、おじさんの奥さんが現在入院中で、娘さんは丁度病院に行っているところとのことだった。
「娘が帰ってくるまでゆっくりしていてね。」
と客間の隣の部屋に通され、妹のMさんが気を使って一緒に付き添ってくれていた。

しばらくするとMさんが、「ちょっと用事を思い出したから、息子と話をしていて~。」と席をはずし、ラッパーの息子さんともう一人のおじさんとの3人きりに。
ちょっと気まずいなぁ・・・なんて思っていたらそのおじさんが・・・

「暇だなぁ。ちょっとトランプでもして遊ぶ?」と。

ん?トランプ??


おもむろにトランプを取り出すおじさん。
と、そこで一言。

「ブラックジャックって知ってる??」


・・・・・・。

え・・・? こ、これはもしかして・・・



トランプ詐欺!?!?


いやいやいやいや・・・・
いや、まさか・・・
いや、もしかしないでも、か・・・



アメッドの宿の女将さんの話は、これの伏線だったのか・・・
なんて考えながら、「ブラックジャックって知らないな~(棒読み)」とドン引きで答える私を気にする様子もなく、おじさんは「簡単だから教えてあげるよ~」なんて言ってくる。
隣にいるラッパー息子も、「簡単だよ、僕もできるよー。」なんて言っていて、お前もかー!!(当然か)


絶体絶命のピンチではあるが、女将さんの話を聞いていたからか、心は落ち着いていた。
トランプ詐欺は断れると。
ただ、状況を考えると楽観的にはなれない。
扉の閉まった個室に男性二人。
しかも、私が二人の説明を「難しいなー、全然分からないなー。」なんてのらりくらりとかわしているからか、二人とも若干イラついている。

どうするか。

どうにかしてこの部屋を自然に脱出しなければ・・・
トイレに行くふりをする?
いやいや、もうちょっと自然な方法はないか・・・

なんて考えていたら、イラついたおじさんが、「そういえば今日はお金持ちのブルネイ?(だかどっか)の友達が来る予定なんだ」などと、本に書いてある通りのことを言ってくる。
あまりにもセオリー通りの展開につい笑ってしまいそうになったが、必死で笑いをこらえる。

「あ、来たみたい!」

えぇ!?もう!??
私まだブラックジャックのやり方覚えてないよ!?(笑)

と、「ハロー」と扉を開けて部屋に入ってくる一人の男性。
(どうみてもインドネシア人っぽい)


これは!!チャンス!
と思い、大げさに「ナイスチューミーチュー!!!」なんて言って立ち上がりドアの近くに行って男性と笑顔で握手。
よし、ドアは開いたまま!
と、このタイミングで、

「ああああーーーー!!!わすれてたー!!!!」


と外へ向かって大声で叫んでみた。

「どうしようどうしよう、たいへん!!!」
と叫ぶ私に、最初に声をかけてきたおじさんが「一体どうしたんだ!」とやってきた。
そのどさくさにまぎれて部屋を出る。

「大変!友達と約束してたの忘れてた!」
「夜ご飯一緒に食べる約束してたんだった!!」
「ウブド王宮の前に7時に!!」
(本当は新月のケチャダンスとやらのチケットを買っていて、7時にウブド王宮前でピックアップだったので、あながち大嘘でもない。)

「友達に電話すればいいじゃないか。」というおじさんに、
「電話番号知らない。あー、私が遅れたら友達が心配するだろうなぁ~。」(チラッ
「もう帰るね。タクシー呼んで。」
とちょっと真顔で言った時点で、おじさんもあきらめた模様。

最後に、「娘さんはまだ帰ってこないの?会えなくて残念だったなぁ。」とその話を信じてるアピール。
「外でタクシーをつかまえよう」と、おじさんに連れられてアジト(笑)からの脱出成功。

よぉぉおぉおし!!


最後におじさんは、「日本のお金持ってない?娘に見せてあげたいんだけど・・・」と言ってきたが、「日本円は全く持っていない」と言うと、「そうだよね・・・」と苦笑い。

そしておじさんがタクシーをとめてくれたんだけど、驚いたことにウブドまでの料金をその場で払ってくれた。
アメッドの女将さんの言っていた通り、失敗した場合は通報などされないようにとことんいい人に徹する決まりでもあるのだろう。

タクシーが動き出して心底安堵する、と同時にちょっと涙が出たのは内緒。
上手く逃げられたから良かったものの、やっぱり結構怖かった。
家とか人の写真を撮らなくて本当によかった。


※現在もバリ島内でこの手の詐欺が行われているかどうかは定かではありませんが、少なくともこの時は確実にありました。
と言うのも、帰国後SNSのバリ島コミュでかなりな額の被害にあったという女性の書き込みがあったので。
トランプ詐欺は断れます。毅然とした態度でNOと言いましょう。
そして、やっぱり初めて会った人に気軽について行かないように。
(お前が言うなですが・・・)



***



タクシーは7時丁度にウブドに到着。宿に戻る間もなく、ウブド王宮前のピックアップ車に乗り込む。

DSC00185.jpg



ケチャというか、ファイヤーダンスのゆれる炎をみながら今回の旅を振り返る。
最後にとんでもないことに巻き込まれそうになったが、全体的にいい旅だった。(無事だったし)
もう心は決まっていた。

1年後を目処に、バリに語学留学しよう

と。
と言うのも、もともと決めていたのだ。
30歳になって、仕事が一段落したらどこか海外で1年位のんびりしようと。
ただ、どこの国にするかがまだ決まっていなかった。

学びたい語学も思いつかなかったので、とりあえず英語圏かな~、
でもってやっぱり島国がいいから、アイルランドかニュージーランドか・・・
なんて感じで。
それが今回の旅で明確に決まった。

バリ島でインドネシア語を学ぼう。

会話帳なんて挟まずに、バリの人たちと話がしてみたい。
バリのことをもっともっと知りたい・・・
その先にきっと何かがある。


DSC00200.jpg


************


以上が私がバリ島で暮らし始めたきっかけの旅になります。
この1年後にバリ島に語学留学し、その半年後に夫と出会い結婚を決め(夫とはつきあって2ヶ月のスピード婚)、その後グンデルワヤンに出会い、二人の可愛い子に恵まれ、現在ありがたい暮らしが送れている・・・
ということを考えると、この時の決断は間違っていなかったなぁとしみじみと思います。


人生何が起こるか分からないけど、この先も自分の直感を信じて
楽しんで生きたいと思っています。



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No title

2018年01月31日 20:40

トランプ詐欺、危うかったですね。自分もサヌールで両替詐欺にあいそうになったけど詐欺師はバリ人じゃなかったからバリのイメージは変わらなかったけど、ロータスさんそれでもバリが良いって余程バリの神様に魅入られたんでしょうね。

レガーニャさんへ

2018年02月01日 12:49

本当に危ういところでした。
まさか自分がそんな現場に行くことになるとは・・・
ただこれでバリに対するイメージが悪くなることはなく、もっと知りたい!という興味が勝ちました。
それからバリ漬けですが、まだたったの9年・・・
レガーニャさんはもっと古き良きバリをたくさんご存知だと思います。
羨ましい限りです。