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久しぶりのグンデル練習【Mesem】@SUKAWATI

2016年 11月23日 11:52 (水)


スカワティでのグンデルの練習、3週間ぶり。


ここのところ、自宅でもグンデルの練習が全く出来ない日々が続いていた。
(以前は毎日かかさず頑張っていたのに・・・)
グンデルの腕は、1日弾かないと1日分後退すると言われている。
なので、約1ヶ月分後退しちゃったな~、なんて思いながらもなかなか練習ができないもどかしい日々。

とうとう夢にまでグンデルが出てきてしまった。
しかも毎回、グンデルが弾けなくなるという悪夢・・・

これじゃいかん、と先週、気をふりしぼって久々にスカワティに向かった。


「久しぶりだな。もう大丈夫なのか。」
「サルゴ先生も具合はいかがですか?」

サルゴ先生はこの3週間の間にどうやら坐骨神経痛?をわずらっており、起き上がれない日々が続いていたと聞いていて心配していたのだが、思ったよりもお元気そうでホッとする。

「痛みは変わらんけどな、こうしてグンデルが弾けるんだから言うことない。」
と笑うサルゴ先生。


「久々だからな、今日はテストだぞ。」

と、今まで習った曲を弾いていく。
まずはSekar Ginotan。
いつもなら、スカワティの練習日の前日は必ずスカワティの曲を一通り弾いてから稽古にのぞむのだけど、それもできなかったので約1ヶ月ぶりのぶつけSekar Ginotan。
全然自信がなかったけど、まぁ、何とかなった。

「お、まだ腕はおとろえてないな。」
と言われホッとすると同時に、ジンジンしびれる両腕。

と共に、魂もふるえた。
しばらく忘れていたこの感覚。
久しぶりのスカワティでのサルゴ先生との演奏。
もう、心がビリビリしびれて嬉しくなってくる。
やっぱり私はグンデルが大好きだ。

次々と曲を弾いていく。

Sekar Madu、Ombak-ombak、Krepetan、Gedebeg、Sekar Jepun、Rundah、Sansang・・・

ところどころつまずいたり間違えたりなんだが、やっぱり楽しい。

最後にTabuh Gariだったんだけど、「絶対に間違うなよ。」とプレッシャーをかけられ見事に間違う。
「お前―、忘れたのか!この大事な曲を!!」
と叱られこの日の稽古は終了。


やっぱり楽しい。




で、今週も頑張ってスカワティまで。


着くと、サルゴ先生の息子さん達を筆頭に、村の若い衆が集まってワイワイしている。
どうやらラワール作りのようだ。

ラワールとは、鶏肉や豚肉、野菜等を細かく刻んで、バリのブンブーといわれる調味料を混ぜ合わせた、バリ独特の料理だ。
宗教上のお祝い時などに作られることが多く、このラワール作りは男性の仕事。
分厚いまな板の上にのせられた材料を、若者達が楽しそうにトントン刻んでいる。

それを横目に練習開始。

「自信のない曲は何だ。」
と聞かれたので「Sekar Jepun」と答えると、もの凄い早さで弾き始めるサルゴ先生。
自信ないって言ってるのに~、なんて恨めしい気持ちになったのも一瞬。
とにかく何も考えずに必死でくらいついていかないとたちまち音を見失ってしまう・・・

「テンポがなっとらーん!!」
「うわー、ごめんなさーい!!」
なんて言いながら別の曲へ移っていく。

Sekar Madu、Ombak ombak・・・


「さて、そろそろ新しい曲を始めるか・・・」


といわれしばし考える。
実はこの先どう進んでいこうかちょっと迷っていた。

現在スカワティの曲は18曲。
うちサンシができるのはTulang Lindungの1曲のみ。
そろそろ本格的にサンシを始めないと、現在デンパサールでおちいっているサンシ地獄が待っているのは目に見えている。
(私はサンシが大の苦手)

ただ、家庭の事情で、この先こうしてサルゴ先生と練習できるのは残り数ヶ月というのが現状。
今からサンシを始めても、できるのはほんの数曲・・・

なので、このままポロスをひたすら突き進むことにした。


「Mesemでお願いします。」
「Mesemか。よし。」


Mesemとはワヤンで主人公の悲しみを表す曲だ。
どこかもの哀しいしっとりとしたメロディー。


喜びの曲であるRebongはスカワティとデンパサールのスタイルがかなり似ていて、Memadu(ぶつかり合い)を起こし覚えるのにかなり苦労したが、Mesemは全くスタイルが違うので1から覚える感じ。


Mseemの途中で、どうやら若者達のラワールが出来上がったようで、食べるぞー、と声がかかる。

「食べれるよな!?」
と聞かれ、

(う・・・実は前日からお腹の調子がちょっと・・・)
となんて思ったけど、バリでラワールを勧められてことわるのはちょっと失礼に当たる。
ので、喜んで頂く。

→ラワールはバリ人にとってはソウルフードともいえる特別な料理、ご馳走にあたる。ラワールは作りたてが一番おいしく、その最高においしい作り立てのラワールを断るなんていうのはバリ人には考えられないこと。
「俺の料理が食べられないのか・・・!!」的な感じなので、できれば断らない方がいい。
(日本人的遠慮とかは、ここでは無意味)


あ、やっぱり作りたてラワールおいしい!!


そのうち、どこからともなくビールやトゥアック(お酒)が運ばれてきて、日曜日のお昼から酒盛りが始まる。

「Lotusyaも飲むー?」
と声がかかるがこれは丁重にお断りする。(まだ練習中だし)
バリ人女性がこの手の飲みに加わることはまずない。
男性陣だけの、健全な?飲み会なのがバリ式。
そのうち誰かがギターを持ってきて、みんなで歌を歌い始めるのがいつものパターン。

ラワールをおいしく頂いて、Mesem続き。
とりあえず最初の2フレーズくらい。
ゆっくりの曲なので、ゆっくり覚えよう。


若い衆の歌声に送られながら帰路につく。
そういえばサルゴ先生のところでグンデルを習い始めて今月で1年になるな。



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今日のプレゴンガン練習【Godeg Miring】

2016年 11月17日 13:52 (木)


またずい分とブログ更新が滞ってしまいました・・・

その間に、プレゴンガンの練習が2回。
無事にNgayah(奉納演奏)も終わり、ようやく新しい曲へと進むことに。
(※Ngayahに関してはまたいずれ書きます。)


「Godeg Miring」(ゴデッグ・ミリン)


にわとりが傾きながら走るんだか何だかっていう意味の曲。(よく分からん)

以前、1度だけ強引に一気に最後まで通したことのある曲だが、それから2ヶ月位が経っており、もちろんメロディーは全く覚えていない。

ラディタ先生は「CGT」(チェーゲーテー:超簡単)なんて言うけど、やっぱり新しい曲はどんな曲であれ難しく感じる。
取りあえず曲の頭のプガウィの部分だけ。

2回目の練習では、ガンサチームが練習をお休みだったので、取りあえずグンデル・ランバットチームはひたすらメロディー覚え。
(主旋律となるグンデル・ランバットがメロディーを覚えないと練習にならない)

この曲はSelisirやLengkerと違い、プガウィと曲の終わりのプゲチェのメロディーが違うので、覚えるフレーズもいつもより多いな~。


取りあえず録音して、家でひたすら聞き込むしかない。


マンアユさんのお友達のAさんが新たにメンバーとして加わり、更に賑やかになってきたプレゴンガンチーム。
練習の後にNgayahの打ち上げと親睦会を兼ねてみんなでご飯を食べに行ったりと、ますますサークルっぽくなってきたな~


立ち上げてから半年ちょっと?
ようやく当初思い描いていた理想に近づいてきた。
あとはガンガン練習してガンガンNgayahをこなしていくのみ!



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興味のある方はご連絡くださいね~
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Sanggar Kembang Waru

ガムラン部メンバー募集中

参加費無料。
年齢不問。経験不問。
初心者大歓迎。

住所:Jalan WR. Supratman No.102 Denpasar

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ウパチャラでの演奏 ~Part-29~  

2016年 11月03日 12:02 (木)


※もう2ヶ月くらい経ってしまいましたが、前回のマニス・クニンガンでの演奏の様子です。



今回のNgayah(奉納演奏)はいつもより大分浮かれていた。
前にも書いたが、サルゴ先生チームに加えラディタ先生も参加だから


で、演奏前にサルゴ先生宅でみんなで集まって練習していた時のこと。
ラディタ先生のもとに1本の電話が入った。

「Nちゃんが今バリに着いたって。」


な、なんだってー!!!


Nちゃんはラディタ先生の亡きお父様であるBAPOの愛弟子。
ラディタ先生とは兄妹のような関係。

「Nちゃんに、この後タマンプレでNgayahがあるって伝えて!!」
「でも、着いたばかりで疲れているだろうし、参加は無理じゃない?」
「そんなことは私達が決めることじゃなくて、Nちゃんが決めることなの!とにかく伝えるだけ伝えてー!!」
(私だったら、こんなおもしろそうな事があるのに教えてもらえなかったらショックだから。)

となかば強引にお願い。
もしかして憧れのNちゃんと一緒にNgayahに参加出来るかもしれないと、Nちゃんの都合も考えず一人で暴走。

途中、電話を変わってもらい私からもお願いしてみたが、
「うーん、行きたいけどバイクもないしクバヤもないし・・・」
「行くのは難しいかもしれない・・・あんまり期待しないでね。」
との答え。

そうだよね・・・
でも、出来たら来てほしい!!
となおも食い下がって電話を切った。

サルゴ先生が「何だ?」という顔をしていたので、
「Nちゃん、今バリです。」
と伝えたら、すぐさまNちゃんに電話をかけるサルゴ先生(笑)
※サルゴ先生はNちゃん大好き。


みんなで「来てくれたらいいね。」と話しつつ、練習再開。

そして、この日一緒だった大学生のTちゃん。
彼女は大学でアンクルンを習っているのだが、実はグンデルもカユマスの巨匠スダルノ先生から少しならったことがあるとのことで、3曲位演奏ができるとのこと。
「Merak Ngeloできる?」
と聞いたら、
「多分、出来ます。」
とのことだったので一緒に弾いてみたら全然大丈夫そうだったので、Ngayah参加決定!

Merak Ngelo、便利な曲だな~。


結局、出発の4時になってもNちゃんはサルゴ宅に現れず、取りあえず4人でタマンプレ寺院へ向かう。

お寺に着いてみたら、もうびっくりするほどの人、人、人。
前回のマニス・クニンガン以上の人だらけ。


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本堂に入ると、クラマスチームは既に到着していて、ラディタ先生とTちゃんの紹介も終え、そろそろ演奏でも始めるか~、と。


まずはクラマスの子供達の演奏。

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それから、待ちに待ったサルゴ先生、ラディタ先生のダブル演奏!!


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調律したてでピカピカのタマンプレのグンデル。


いやー、この日が来るのを待っていた~。
サルゴ先生も嬉しそう

次々と曲を弾いていると・・・

「Nちゃん、タマンプレ到着したって!!」
とラディタ先生。

えええーー!!!
マジっすか!!!



と、あわてて迎えに行く。
嬉しい!Nちゃんが来てくれた~
サルゴ先生も嬉しそう。

Nちゃんと会うのは3ヶ月ぶり位だったので、しばらく近況を話した後、サルゴ先生からお呼びがかかり演奏。
Nちゃんのパングルさばきは以前からの私の憧れ。
そのNちゃんと一緒に奉納演奏が出来るなんて夢のよう~
楽しい!!


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次々をお祈りの人が訪れる中、次々と演奏。
そして、今回が初のNgayahとなるTちゃんのMerak Ngelo!
初めてとは思えないくらい落ち着いた演奏~。
演奏後、クラマスチームからも拍手!!
Ngayahデビューおめでとう


そのうち日も暮れてきた頃、お昼にサルゴ宅を訪れていたPさんとNくんも到着し、演奏。
もうなんだか親睦会のような楽しいNgayah。

完全に日が落ちたところで、今回のNgayah終了。
3時間くらい演奏しっぱなし~。
いやー、メンバーにも恵まれて、本当に楽しい奉納演奏だったな~