2016年 07月30日 16:46 (土)
グンデル・ランバットがメロディーを覚えない限りは練習が先に進まないので、先週の稽古が終わってから毎日録音したものを聞いて、この1週間は頑張った。
音を聞きながらソファーを叩いて、久々のエアグンデルなんてのもしながら。
よし!何となく覚えたし、後は実際にグンデル・ランバットで手の位置を確認するだけ!!
と意気込んで練習に出かけたら・・・
全然違うフレーズを叩き出すラディタ先生・・・
えーーー!!!
ちょ、ちょっと、録音したのと全然違うんですけど!?
とおおいに戸惑う。
「あれ?違った?前に教えたのはプガワのパート2かなー。」
なんて、のんびり言われた日には・・・
私の1週間のがんばりを返せ・・・
と気落ちしていても仕方ないので、必死で覚える。
けど、全然頭に入ってこない・・・

(風邪っぴきで、風邪薬を飲んでいたので全く集中できない・・・)
この間、ガンサチームは練習出来ないので、焦って余計に覚えられない・・・
(こうなるのがいやで1週間家で頑張ったのに・・・)
何度か休憩を入れながら、休憩中にちらりとガンサチームのコテカンを教えながら・・・でなんとか様になってきた。
(ガンサチームの覚えが早いのでかなり助けられた~。)
Selisirのプゲチェは最初のプガウィと同じなので、これで何とか1曲が仕上がった。
後は弾き込むのみだな。
**********
ガムランとは関係ないけど、ようやく先週からサヌールビーチでの朝ヨガを開始。
普段まっっっっったく運動をしていない私の体はガチガチで、先生のお手本に全然ついていけない・・・

1時間半のヨガだったのだけど、何度「早く終わらないかな。」と思ったことか。
初回は場所が分からなかったので、ここのヨガ常連のラディタ先生に案内をお願いしたけど、次回からは自分一人での参加。
これは気合をいれなきゃ続かないな・・・
唯一の休みの日曜日の朝に朝寝坊が出来ないのはちょっと辛い(と言っても開始7時半)けど、ちょっと出来る限り続けてみようと思う。
(と、ここにこうして書くことによって、「みんなに言っちゃったしな・・・」的な効果を期待。)
(更に、ヨガマットもちょっと良さめの物を買って、「もう買っちゃったしな・・・」的な効果を期待。)
なにはともあれ、朝早起きしてビーチで朝日を浴びるのはやっぱり気持ちいいなぁ。
パワーチャージ


興味のある方はご連絡くださいね~

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Sanggar Kembang Waru


参加費無料。
年齢不問。経験不問。
初心者大歓迎。
住所:Jalan WR. Supratman No.102 Denpasar
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2016年 07月27日 17:33 (水)
実は先週、先々週とサルゴ先生とタイミングが合わず、3週間ぶりのスカワティでの稽古。
3週間間が空いてしまうと、サルゴ先生との演奏に慣れるのに少し時間がかかる。
定番のSekar Maduを間違えるのはもちろんのこと、
前回習ったGerebegも間違えまくり。
(3週間も練習期間があったのに・・・

Ombak ombakの第4章も上手くタイミングが合わず、ボロボロ・・・
「まったく、長い間ここに来ないから!!」
何て文句を言いたくなるサルゴ先生の気持ちもよく分かる。
Partha Wijayaでようやくタイミングが合ってきて、一休み。
今日はちょっと新しい曲に進めないかな・・・
何て思っていたら、何やら知らないフレーズを叩き始めたサルゴ先生。
「これ何の曲だ?」
とニヤリ。
「聞いたことはあるけど・・・なんだっけ?」
「Sekar Jepunな。まだだったか。」
つ、ついにきたー!!!!
8ヶ月前にスカワティでの稽古を始めることになった時に、是非とも習ってみたい曲の一つだった「Sekar Jepun」。
その頃は、週に1回しか稽古が出来ないことにサルゴ先生はいい顔をしておらず、
「Sekar Jepunは時間のかかる曲だからな。週に1回の稽古じゃな~。」
なんて、教えるつもりはないようなそぶりを取られていた。
なので、頑張った。
サルゴ先生がSekar Jepunを教える気になるように。
週に1回の稽古でも、教えてもいいかと思われるように。
そのかいあってか、ようやくこの曲にたどり着いた。
というか、この日サルゴ先生に言われなかったら、こちらからお願いしようと思っていたところだった。
気が合いますね、サルゴ先生

「Sekar Jepun」とは南国を代表する花、「フランジパニ」のことだ。
別名「プルメリア」。
バリでは「ジュプン」と呼ばれる。
実はこの曲、デンパサールでは「Sekar Gendot」と呼ばれたりするのだが、Sekar Gendot(Ginotan)に特有のフレーズが入っておらず、これがSekar Gedot?と以前から疑問があった。
(去年のPKBのグンデル大会でデンパサールチームがこの曲をSekar Ginotanとして披露していた。)
ラディタ先生ともこのことを話していて、「あの曲をSekar Gendotと呼ぶのは無理があるよねー。」と意見が一致したので、今回はあくまでもSekar Jepunとして習うこととする。
名前と同様、華やかな曲。
憧れの曲なのでわくわくが止まらない


取りあえずこの日は1章の半分まで。
「この曲が出来るようになれば、後の曲は何でも簡単。」
とサルゴ先生は言うけど、私的にはSekar Maduの方が難しいと感じた。
(習ってからまだ1度もまともに弾けたためしがないので・・・ただ単に私の実力不足ですが

いやー、それにしても嬉しいな。
家練にも精が出るなぁ。

2016年 07月25日 15:18 (月)
※前回のUpacaraでの演奏の続きです。
ご飯を食べながら、いつになく真剣な表情で「バリの女の子の口説き方」を話し合っている男性陣は放っておいて、女性陣は優雅にバリランチ~

と、ご飯を食べ終わってまったりしているところへ今回のダランであるRatuが登場。
慌ててグンデルの前に座る。
実は、ワヤン演奏、2人体制での演奏は初回の演奏以来。
その時の記事
デンパサールでは、お昼のワヤン・ルマも夜のワヤン・マラムも演奏内容にさほど違いはないので、当たり前だが2人体制のワヤン・ルマが最も緊張する

(スカワティでは、ワヤン・ルマはかなり簡略化される。)
しかも今回のダランさんは気の知れたE君ではなく、大御所Ratu(Ida Bagus Raka師匠)。
前日、かなり頑張って合わせ稽古をしたけど、全然自信がない。
ダランさんが到着後、プダンダさん(高僧)も到着し、いよいよワヤン演奏。
まずはオープニングのSekar Ginotan Sukawati。
直前にも練習してきたし、大丈夫!!と思っていたけど、やっぱりこの後ワヤン演奏!!と思うともの凄い緊張でもの凄い汗・・・

パングルが汗ですべり思うように叩けない。
案の定、第3章の出だしで思い切りテンポがずれてしまった・・・

続くPemungkah Wayang。
ところどころどこ叩いてるのか分からなくなり、その都度ラディタ先生が助け舟を出してくれる。
Pengrumrum、Tulang Lindungと続き、お次はAlas Arum。
確か前回のワヤン・マラムの時はRatuは前奏のみでいきなりアンカタンに入ったんだけど、今回はどうだろう・・・とラディタ先生の手元に注目。
一瞬、Alas Arumのメロディーを叩いたのでそれに続いたら、Ratuに首を振られてしまい慌ててアンカタンへ。
やっぱり今回もそうだったか。

Ratu迫真の人形劇
ここからが本番。
高速アンカタンを場面に合わせて繰り返す。
が、全然ついていけない。
ワヤンの展開を見ようと前に集中すると相方ラディタ先生の音を拾えなくなり、隣の音に集中すると「ワヤンを見て。もう場面は終わってる。」とワヤンが見えなくなる。
あぁぁ・・・
もう、本当にあまりにも出来なさ過ぎて、途中何度も泣きそうになって逃げ出したくなったのだけど、残念ながら交代手はいない。
泣きそうでも何でもとにかくやるしかない。
ラディタ先生は「大丈夫。」というけど、出来ていないのなんて自分で分かってる。
見かねたラディタ先生に「じゃあ、次のアンカタンはこれで。」と予め教えてもらってから、何とか少しずつ落ち着いて演奏が出来るようになってきた。
ワヤンが行われる時は、ワヤン好きは必ずワヤンの近くに来る。
今回もスクリーン前に一人のバパッが座っており、アンカタンのリズムに合わせて頭を揺らしており大いに焦る

更に、恐らくグンデル・ワヤンを習っているんであろう男の子の熱い視線を手元に受け、これまた焦る

そんなこんなで、気付いたらPenutup(〆)となっていた。
カヨナンをバナナの幹に突き刺した時点でワヤンの終わりとなるのだが、今回もその瞬間を見逃して慌ててPenutupの曲を合わせる不甲斐なさ・・・

Ratuが聖水を作る準備を始めたので、締めの曲合わせ。
「何にする?Tabuh Gariでもいっとく?」
と言われ、了承。
(Sudamala Kembang WaruはPenutupでチラッと弾いたし、Sudamala Kayumasは最近ちっとも弾いてないので自信がなかった。)
と言っても、Tabuh Gariも自信ないけど。
Tabuh Gariをサルゴ先生に習ってから、何故か一度も最後まで合わせたことがなく、この日が人と合わせるのが初めて。
ラディタ先生は、「Tabuh Gariのサンシ超適当。」なんてついこの前言ってたばかりなのに、平気でぶつけてくる。

Ratuの祈り
まぁ、思い切り間違えましたよ。
まぁ、いいか。
これにてワヤン演奏終了~

最後は聖水振りまきタイム。


やっぱり、2人体制のワヤン演奏は私にはまだまだ荷が重いなぁ。
今後は4人体制のカンティランで腕を磨いて、いつか自信がついたらまた挑戦したい。
********
この日の様子をちょっとご紹介。
第3章の初めを思い切りはずしたSekar Ginotan Sukawati。
修行が足りない。
ワヤンの始まり、Pemungkah Wayang。
よく毎度飽きずにこの場面・・・と思われるかもだけど、私にとってはかなり大事なものとなる。
ダランさんのカヨナンの扱いは人によって違い、そのダランさんのカヨナンを止めアンセルをかけるタイミング(癖)を知っておきたい。
カヨナン舞いの部、左手全然止まってませんね・・・

思い切り間違えたり、ワンフレーズ飛ばしたりしている最後の締め、Tabuh Gari。
(クテンコン(ダラン助手)さんに隠れてダランさんが殆ど見えないけど・・・)
何故か自分ではしたつもりのないズームモードとなっており、クテンコンのおじさまを隠し撮りしているかのようなアングルに・・・

(決してそんなつもりはなかったんですよ。)
まぁ、聖水作りの雰囲気だけでも。
2016年 07月23日 12:40 (土)
この日は定例メンバー、ラディタ先生、Kさん、マンアユさん、私での稽古。
グンデル・ランバットの相方Iちゃんがいないので、ちょっとヤバイ。
前回追加した部分のフレーズは完全に忘れてしまっている。
まずは最初から合わせる。
何となくメロディーが頭に入ってきた。
続いて追加部分。
やっぱりさっぱり忘れてしまっていたので、ラディタ先生が助け舟を出してくれる。
何となく思い出してきた。
クンダン&ガンサチームとウンチャップを確認しながら何度か合わせ練習。
さてそろそろプガワッに突入!!
とプガワッを弾き出すラディタ先生。
プガワッはゆったりのメロディーなんだけど、え・・・と、これ・・・
とてもじゃないけど覚えられそうにない!!
でも、グンデル・ランバットがメロディーを覚えないわけには曲が先に進まないのであって・・・

やばいね。
取りあえず、一気に覚えられそうにないので、録音してまずは耳になじませることに。
来週までになんとか覚えられるかな・・・

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2016年 07月20日 16:46 (水)
今週から子供たちの学校も始まり、過酷月間も終わったラディタ先生。
まだ若干お疲れの様子だけど、だいぶん元気になっていた。
前回は、出だしのフレーズのみ習って、残りは宿題としていたSudamala Kembang Waru のSangsih。
流石に全てを一人で録画からおこしての練習はきついので、曖昧なところを直接確認。
私は本当にサンシ向きの人間ではないのか、ずっとサンシを叩き続けていると頭がクラクラしてきてしまい、一通り出来るようになって「次の曲行く?」と言われたけど、もうそんな気力は残っていない。
ので、お次はまだまだ自信のないPengrumrumのサンシを合わせることに。
今まで合わせていたのは、練習用のゆっくりバージョンだったので、ワヤンでもいける本気スピードで合わせてもらったのだが、ついていくのがギリギリ

ちょっとでも気を抜くと途端に音を見失う。
このままじゃ、サンシを自分のものにできないな~。
稽古前に子供たちが弾いていたPakangrarasという簡単な曲のサンシですら、もうすっかり忘れていてほぼ合わせられなかった状態。
取りあえず今まで習ったサンシもまた弾けるように掘り起こさなければ・・・
今週はSudamalaとPengrumrum、Pakangrarasを完全に出来るようにする!!
を目標に。
※こうして決意を書いておかなければ、直ぐに忘れて自分の好きな曲の練習ばかりしてしまうので。

2016年 07月18日 15:43 (月)
この日はラディタ家の近所であったポトンギギ(バリの成人式:歯削りの儀式)での演奏。
ホームステイ中のNちゃんとお友達のTさんが一緒で、何のアポもなくいきなり会場に日本人が3人現れたわけだけど、バリの人たちは全く気にすることなく快く迎え入れてくれる。
(本当に懐が深い)
結構豪華なポトンギギで、お供え物もたくさん。

どうやら今回儀式を受けるのは4人の男女。
前もって前日に練習したし、はりきって演奏~


まずはつかみのMerak Ngelo。
こちらはお決まりなので落ち着いて演奏。
Merak Ngeloが終わる頃に、一人目のポトンギギを受ける子が出てきて、歯削りに合わせてCandi Rebah。
儀式に合わせてしっとりと。
2人目の子が出てきて、Sekar Sungsang Kayumas。
儀式に入ったところで、Candi Rebahに切り替える。
3人目の子が出てきて、Rebong。
ゆったりとした曲なので、そのまま儀式中も続け、最後の子の儀式に入った時点で、Bendu Semaraへ。
が、このBendu Semaraが途中でMemadu(ぶつかり合い)をおこし二人ともCandi Rebahに移行してしまった・・・

ラディタ先生と顔を見合わせ苦笑い。
取りあえず切りのいいところまでCandi Rebahを演奏して、その後Bendu Semaraへ。
これにてポトンギギの儀式演奏終了。
初のウパチャラ演奏でのMemaduを起こしたのは、この後控えるワヤン演奏が気になって集中力が途切れたせいか・・・
取りあえず、一旦ご飯を頂いて午後からのワヤン演奏に備える。
※ワヤン演奏の様子はまた次回。
2016年 07月16日 12:21 (土)
この日のプレゴンガン練習はいつもより人が集まって6人練習!!
ラディタ先生を筆頭に、Kさん、マンアユさん、Nちゃん、姪っ子Iちゃん、と私。
やっぱり賑やかに練習するのは楽しいな~

曲は前回と同じくSelisir。
今回はグンデル・ランバットの相方Iちゃんが一緒なので、安心。
所々間違いはあるけど、前回の分は何とか覚えたので今回はその続きの部分。
ラディタ先生曰く、「最近はこの部分はプレゴンガンではめったに使わない」「ゴン・クビャールではたまに使う」部分らしいけど、取りあえず出来るに越したことはないので続きも追加。
Iちゃんの弾くグンデル・ランバットを見よう見まねで叩いてみる。
やっぱりガンサチーム(マンアユさん・Nちゃん)はすんなりコテカンが入るみたい。
※KさんはSelisirは難なく出来てしまう人なので、今回はカジャール兼指導係。
うーん、やっぱりいまいち移行部のタイミングが分からないなぁ・・・
一旦休憩してのんびりしていると、ガンサチームがバリスのギラック(かな?)を叩き出した。
個人個人はゆっくりと叩く感じなのだけど、ポロスとサンシのコテがかっちりとはまると高速ガムランの出来上がり。
初めてバリにきてガムラン音楽を聴いたとき、てっきりこのメロディーは一人の人が叩いているものだと思っていて、「何て凄い早業なんだ」なんて思っていたのだけど、ガムランを習い始めてから2人体制で作り出しているメロディーだと気付いた。
これは叩いている人はカチッとはまると気持ちいいだろうな~。
グンデルでもコテカンでポロスとサンシをはめる部分があるけど、ガンサのそれとは比べ物にならないからな~。
ペログ音階のガムラン音楽は聴いているだけで心地良い。

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2016年 07月13日 16:45 (水)
ここ最近は子供たちがあふれかえっていて、夕方定刻どおりに稽古が始まることはない。
子供たちの1ヶ月の休暇中、1日も休む暇もなく毎日グンデルの稽古に明け暮れていたラディタ先生。
もちろん稽古の合間にウパチャラ演奏したり、バンジャールの仕事をしたり、ガイドの仕事でお客さんを案内したりといった別の仕事もありで、とにかく忙しそう。
で、夜の私の稽古の時間にはもうすっかり疲れ果てていて、見ていてちょっと可愛そうになるくらい。
「楽しいんだけど・・・疲れた・・・」
そうだろうね・・・
で、この日は次の日にウパチャラデビューの子がいるから、と一緒に合わせ稽古。
Kさんもいたので一緒に。
Katak Ngongkek、Sekar Sungsang Kayumas、Sekar Taman、Angkat angkatan、Rebong・・・
高校生の男の子なんだけど、もう普通に色々な曲が弾けるので、てっきり小さい頃からグンデルを習っていたんだろうな、と思っていたら、まだ習い始めて9ヶ月だとか。
「え!?」
と本気でびっくりしてしまい、「本当に別のSanggarで習ったことないの!?」としつこく聞いてしまった。
一体どうなっているんだろ

合わせ稽古はもう大丈夫だろう、とみんなは帰っていって、個人稽古。
久しぶりに新しい曲へ進もうと、SudamalaのKembang Waruバージョンのサンシを習い始めたんだけど、あまりにも私の覚えが悪いから、途中から目を閉じて修行僧モードのラディタ先生。
本当に何でこんなに覚えられないんだろう・・・ってくらいサンシが入ってこない。
知っている曲なんだから、なんとかもう少しすんなり入ってきてもいいと思うのだけど、新しい曲のポロスを覚える方が私にとってはよっぽど簡単。
あまりのお疲れっぷりに本当に申し訳なくなってきて、
「取りあえず録音して覚えてくる」
ことに。
サンシは耳から入ったほうが覚えやすいなー。

2016年 07月11日 17:17 (月)
今年のPKBは、結局子供グンデル大会1日と、ワヤン・ラマヤナ3日間しか観にいかなかった私。
本当は、ワヤン・ラマヤナ大会は5日間全部観にいきたかったんだけど、3回目で夫に既に呆れられていて、「観にいきたかったら一人でいってきてね


タバナンの公演も一人で観にいく気満々だったけど、当日はあいにくの雨。
次の日朝からウパチャラというのもあって、結局スカワティ、デンパサール、カランアッサムの3チームのみの観戦。
全部の鑑賞について書く時間は取れそうにないので、子供ワヤン・ラマヤナ大会についてのまとめ。

まずはダラン編。
※と言っても、私はダランさんのことはよく分からないし、何の知識もないのであくまでも私個人の感想です。
私が観た3つのチームの中で一番いいな、と思ったのはデンパサールのダラン。
何がいいかって、とにかく声がいい!!
このワヤン・ラマヤナ大会は子供たちの大会なので、ダランも子供が演じる。
このデンパサールのダランの子は、こんな透き通ったダランの声は初めて聞いた~、というくらいとにかく澄んだ声。
プナサール(従者)のかけ合いでは、最近のデンパサールの「伝統芸能を後世に残していこう運動」(と私が勝手に命名)とPKBについても飛び出し、会場は拍手喝采。
(確かに、デンパサール市は伝統芸能の継承にここのところかなり力を入れていて、あちこちで無料の教室がひらかれており、かなりの成果を上げていると思う。)
途中、お決まりだけど一瞬日本語も飛び出し、言葉が分からない私でもかなり楽しめたワヤンだった。
グンデルの演奏は、やっぱりデンパサールが聴きなれた曲が多いのでそれも嬉しいところ

もちろん、スカワティやカランアッサムのダランも良かった!!
特にカランアッサムは、途中カヨナンの2本使いや、スクリーンが一瞬真っ暗になっての場面転換など、若いダランならではの新技?も登場。
演奏に関しては・・・
やっぱり何といってもスカワティが飛びぬけてよかった。
グンデルの演奏は、去年子供たちのグンデル大会で優勝した女の子チーム。
流石の演奏。
みんな、子供の頃からこうしてワヤンを演じて芸能を引き継いでいってるなんて凄いなぁ。
バリ芸能はまだまだこれからも安泰

*******
少し様子をご紹介。
唯一ちゃんと撮れたスカワティチームの動画。
演奏は流石としか言いようがない。
ちょっと長いので、適当なところで切り上げてくださいね。
2016年 07月08日 12:34 (金)
1ヶ月前にミニ・ペンタスが終わってから、みんなバタバタしておりなかなかプレゴンガンの練習が再開できずにいたけど、今週からまた再開!!
みんなの心の中に、まだプレゴンガン魂が残っていた証拠。
嬉しい

この日はKさんの都合がつかなかったので、マンアユさんと3人稽古!
のところに、現在ラディタ家にホームステイ中のNちゃんが飛び入り参加して4人稽古~

Nちゃんは、日本でガムランを習っているので、普通にガンサ叩けます

前回のペンタスから1ヶ月が経過しており、Lengkerももうすっかり忘れてしまっているけど、今回は新しい曲に進むという。
「Selisir」
ラディタ先生曰く、プレゴンガンにおいては「Lagu Wajib」なんだとか。
Lagu:曲
Wajib:義務
なので、絶対に出来なきゃ行けない曲。
お客さんを迎える時に一番最初に演奏する曲で、バリ舞踊でいうところのペンデットやパンニャブラマ(だったっけ?)のような位置づけなのかな?
ペンタスの稽古中、随分前にちらっとだけ習ったけど、もちろんすっかり忘れている。
プレゴンガンでは、グンデル・ランバットが主旋律なので、メロディーを覚えなきゃ曲が前に進まないんだけど、全然覚えられない・・・

一方ガンサチームはちらっと教わっただけで、コテカンがすんなりと頭に入る様子。
私もコテカンを覚えようと、グンデル・ランバットで叩いてみたけど、こちらも全然頭に入らない

置いてけぼり~

なぜこの曲をLengkerの前に習わなかったのか・・・というと、
フレーズの移行のタイミングがちょっと難しいから。(だそう)
同じフレーズが何度か続き、次のフレーズに移行する合図は、ガンサのダブルアンセル。
なので、絶対にガンサのコテカンを聞いていなければならない。
(そのダブルアンセルをかけるタイミングはクンダンが出すので、とにかく全体を音が耳に入っていなければならない。)
私は・・・というと、自分の音もまだ頭に入っていないので、他を聞く余裕なんて全然ない。
なので、プレゴンガン1曲目としてはちょっと難易度が高い為、2曲目にもってきたらしい。
とりあえずメロディーを頭に叩き込まないことには、他の音を聞く余裕なんて持てないので、居残りで繰り返し練習。
その音を録音したので、まずは家で聞き込まなきゃな。
**********
本日の楽器紹介(番外編)
「トロンポン」

チームを組んでいるプレゴンガンでは使われない楽器だけど、スマルプグリンガンで主旋律として使われたりするトロンポン。
(この前一緒だったスマランダノでも使われていた。)
かーなり横長い楽器だけど、このトロンポンは一人で演奏する。
他に似たような楽器でレヨンがあるが、そちらは数名で演奏。
正直違いはよく分からない。
クビャール・ドゥドゥックという座りながら踊るバリ舞踊では、途中でこのトロンポンが踊り子によって演奏される。
柔らかい音なんだけど、何かかっこいいんだよな、トロンポン。
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