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Wayang Lemah鑑賞  ~サムアン・ティガ編~

2016年 05月30日 15:21 (月)


いよいよ始まった、サムアン・ティガ寺院でのワヤンルマ!!


この日のダランさんは、サルゴ先生のもとで長い間グンデルを習っていたSさん。
ここ1年位前からダランとしても活躍しているらしい。


まずは準備として、グンデルが6台並んでいたので、ワヤンで使うグンデルを移動させようとすると、

「このままでいい。」
とSさん。


え?
もしかしてグンデル6台使い!?


プナブ(演奏者)達は、何の疑問もない様子で、それぞれがグンデルの前に座った。

おぉ!!
6台使いのワヤンルマなんて初めて見た!!
なんて豪華なんだ~


メインプマデ・ポロスにはEさん、サンシがサルゴ先生、カンティルにはAさんとNさん、サブプマデにはK君とN君。

しばらくしてKrepetanが始まった!
続くBima Kroda。
迫力満点ー


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そして、ダランさんのチュパラの合図があって、カヨナンが舞い始める。
美しいカヨナンの舞いに一気に引き込まれる。


DSC01384.jpg



続いてAlas Arum、Penyaca Parwa・・・
Pengalang Ratuで力強く唄うダランさん。
この場面大好き

やがて、Sekar Ginotan Angkatanが演奏され、物語が始まった。


と、ここで、お祈りに来ているバリの人が舞台をちらちら遠巻きで観ている中、突然ダランさんの後ろにやってきた男の子。

「名前なんていうの?僕、Kっていうの。」
「Kくん、お母さんは?」
「知らない、どっかあの辺。」

と一緒にワヤンを観ていたら、慌ててやってきた男の子のお母さん。

「この子、ワヤンが大好きで・・・ワヤンが始まったとたんに勝手に一人でここまできちゃって・・・」

そうだったのかー。
ワヤン楽しいよね。
やっぱり憧れちゃうよね。

DSC01398.jpg

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男の子にカメラを渡すと、何枚も写真を取りまくってた。
その1枚。
子供のいい視点でダランさんをとらえている。
(私的には後ろのサルゴ先生がツボ)



しばらくすると、Sさんの台詞が突然英語になった。
場面はちょうど、悪役プナサール(従者)のムルダとサングットが掛け合っているところ。
これは英語が得意なSさんのアドリブ。
舞台のまん前には何人かの外国人観光客がカメラを構えていたのだ。
外国人の方達も、Sさんの英語劇に気付いて笑っている。


DSC01437.jpg



けっこうプナサールの掛け合いは長く続き、スカワティでのDelemのテーマソングも飛び出した。

それからロマンチックタイムのRebongを経て、物語は終わり。
最後はTabuh Gari。



あぁ、楽しかった!!


ワヤンの後は、お祈りタイム。
サルゴ先生や他の演奏者もみんなお祈りの準備を始めたので、
大丈夫だとは思ったがついつい隣にいたKくんに
「ここはプラ・ウムンだよね?」
と確認してしまう。
(この前のトラウマ)


「もちろん!ブサキやバトゥールといった寺院と同じプラ・ウムンだよ。」
ということで安心してお祈りに参加する。

とっても清々しい気持ち。


この後はみんなでご飯を食べておいとま。
凄くいいNgayahだったなぁ。




*******


この日の様子をちょっとご紹介。



まずは、6人演奏のAlas Aram!!




ようやく判明したスカワティのPengalang Ratu。
(後でAさんが教えてくれた。)
Pengalang Punasarがどこからかはよく分からなかった。





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今週のプレゴンガン練習

2016年 05月28日 15:45 (土)


6月のミニ・ペンタス(発表会)まであと2週間近く、ということで、練習は週に2回へと増えた。
(※なので、週単位で練習の様子を書いていきます。)


とにかく1曲を完全に!!が目標なので、後は「Lengker」の完成度を高めるだけ!!
と思っていたら、

「前奏入れようか。」
と突然そんなことを言い出すラディタ先生。

えーーー


「本当は凄く長い曲だけど、短めにしたから。」
と2分位の短いフレーズだけど、初めて聞く曲だから全然頭に入ってこない・・・
しかも、前奏はグンデル・ランバットのソロ
(スリンも入ってくれるのかな?)

頼みの綱のIちゃんに、「この曲知ってる?」と聞いたら、「知らない」って。
(でも、Iちゃんは1回聞いただけで普通に弾けるようになってた。凄すぎだろ。)

2週間あれば、何とか覚えられるかな・・・?


ガンサチームもいい感じで仕上がってきている。
クンダンの合図に合わせてウンチャップ(音を大きくする合図)を入れていく。
(かっこいい~

途中、ラディタ先生がグンデルランバットで右手コテカン、左手メロディーなんていう凄技が飛び出す。
実際、グンデルワヤンではよくあるパターンだし、理屈では可能だと分かるけど、今の私には凄すぎて理解不能
当分の目標は「ガンサのコテカンを聞いてメロディーをとっさに合わせられる」だな。


今週は子供達が試験期間中のため、大人チームのみの練習。
来週からは本格的メンバーでの練習が出来るといいな。
人がいっぱいだと楽しいし。



***********



今日の楽器紹介

「ルバブ」


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バリのバイオリン!?な弦楽器のルバブ。
この楽器はちょっとマニアック過ぎてよく分からない。
音階はペログ音階。
(スレンドロ音階もいけるのかな・・・?)

ルバブが弾ける人はかなりのマニアだと勝手に思ってます。




興味のある方はご連絡くださいね~
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今日の練習曲【ワヤン全般】@Denpasar

2016年 05月27日 15:15 (金)


「明後日の夜、Jagat Natha寺院でワヤン演奏があるから。行ける?」

と突然言われ、

「行く、絶対行くー!!」

と大はりきりで家練習。

「ちなみに、明々後日の夜も近くのプラ・ダラムでワヤンね。」


!!!

なんだってー!?

半年近くなかったワヤンマラムの演奏が、二夜連続で!?


使うのはクンバンワルバージョンと言われたので、あわてて録画を見直して練習。
(前回のワヤンマラムから6ヶ月が経っており、その後一度も弾いておらずすっかり忘れていた。)
夫に事情を話し、夕食の準備もすっぽかして何とかワヤン演奏クンバンワルバージョンを思い出す。

で、前日の稽古では久しぶりにPemungkahから合わせ稽古。

Jagat Natha寺院でのワヤン演奏のリーダーは姪っ子のIちゃんだとのことで、Iちゃんが使うであろう曲を重点的に。
つなぎはここまで、とか、Tulang Lindungはスカワティスタイルで、とか。

久しぶりのアンカタンは手が全然ついていかない・・・

更に、Delemのテーマソングのカンティルバージョンを習う。
(Delemの曲は、プマデとカンティルは違ったフレーズとなる。)

Rebongは使うだろうからとりあえず練習、Mesem、Bemdu Semaraはその時次第・・・

なんて、急いでワヤン演奏準備~
あとは、寝て明日に備えるだけ!!!


と、準備万端だったんだけど・・・




当日の朝。


・・・・・。


きてしまった・・・
月のものが・・・
いつもよりも早く・・・


何度これでウパチャラ演奏を見送ったことか・・・と、心の中でブツブツつぶやくが、
こればっかりは、何をどう頑張っても無理なので、苦渋の思いでラディタ先生に電話。


ようやくワヤンマラムの演奏の機会が回ってきたというのに・・・
ようやくワヤンマラムで最後まで演奏するという夢が叶いそうだったのに・・・
(しかも2回も!!)



という訳で、ワヤンマラム演奏はまたしばらくお預け。
でも、久しぶりにワヤンの練習が出来てよかったと言えば、よかった。
次の機会が早く巡ってきますように(祈)




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今日の練習曲【Tabuh Gari】@Sukawati

2016年 05月25日 15:10 (水)


朝から稽古。

まずはいままで習った曲を次々と弾いていく。
Sekar Madu、Partha Wijaya、Crucuk Punyah、Sekar Ginotan・・・


前回のGambangのKebyarも。

「まだ開発途中だからな。」
と、ちょこちょこ改良される。

「最後もちょっと色をつけなきゃな。」
といい感じのPengekor(しっぽ)も加わってた。

「ここ1週間、ずっと考えてた。」
んだとか。




「次、何の曲始める?Gerebegいくか?」
と言われ、ストップをかけ、「Tabuh Gari」をお願いする。

「なに~!?Tabuh Gariまだだったのか!?」
はい、まだだったんです。

本当は、Ombak ombakの前に「次はTabuh Gariな」と言われていたけど、すっかり忘れられていて、後回しになっていたTabuh Gari。

「Tabuh Gariは大切な曲だから絶対出来なきゃならん!!」
と。

「Tabuh Gari」はデンパサールでは「Sudamala」と呼ばれる〆の曲。
デンパサールでは4種類の〆の曲を習っているけど、スカワティではまだだった。
こういった〆の曲を知らなければ、儀式演奏での最後が何だか尻切れトンボのようになってしまう。

スカワティのTabuh Gariはけっこうゆっくりめの曲。
前半がクンバンワルのSudamalaにちょっと似ていたりする。

こういったゆったりの曲は、実に覚えにくい。
サルゴ先生は完全に覚えなければ次のフレーズを教えてくれないので、今回はほんのちょっと。
多分全体の6分の1くらいかな?
これは先が長そうだな・・・




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Upacaraでの演奏 ~Part-21~  

2016年 05月23日 16:40 (月)


前回のクラマスのオダラン演奏の次の日のこと。
この日は、年に1回の大きなオダラン(寺院創立祭)を迎えて連日おお賑わいのサムアン・ティガ寺院へ。

Kさんの車に乗り、サルゴ先生の唄うRebongや車内で突然始まったトペンダンスを生暖かく見守り、寺院に到着。


サムアンティガ寺院はウブドから程近いブドゥルーという地域にあり、私はこの日初めての参拝。

今まで仕事でお客さんに、
「ウブドの近くだったらサムアンティガ寺院がお勧めですよ。」
なんて言っておいて、実は一度も来た事がなかった・・・
(というのは内緒でお願いします。)

かなり有名なお寺だとは思っていたけど、来てみてびっくり。
もの凄く雄大で美しい寺院だった。



実は密かに前々からこの寺院へくるのをかーなーりー楽しみにしていた。

サルゴ先生が「仕事があるなら無理しなくて来なくていいんだぞ。」
というのをさえぎって、
「いや、絶対行きます。ぜーったいに。」
と半ば無理やりついてきていた。

なぜなら、今回のオダランが始まってから、SNSの友達たちがこぞってこの寺院でのNgayahの様子をUPしており、その様子があまりにも素晴らしかったから。
ぜひこの目で一度観てみたかった。




グンデルの置いてあるバレに行くと、グンデルは計6台、それにワヤンの準備がしてあった。



ワヤンルマがあるんだ~

と一気にテンションUP




先に寺院に着いていたこの日のメンバーに挨拶。
サルゴ先生とその仲間達の一人、Sさん。(3度目ましてくらい?)
と、先にSNSのグンデルワヤンコミュニティで友達になっていたKくんとNくん。
初めましてな方が何人か。

グンデルは、ワヤン用にプマデ(大きい方)が2台、普通の演奏用に4台、と別に用意されていたんだけど、結構プナブ(演奏者)が集まったのでもう6台一気に演奏しちゃおうということに。

大きくて開放的な寺院なので、6台の演奏でも全然うるさい感じはしない。


サルゴ先生とKさんがプマデで、私はカンティル(小さい方)に座る。
パングルは見た感じパングルマダスだ。


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6人がそろって、まずはSekar Ginotan~。

あぁ、何て清々しい気持ちなんだろう・・・
サルゴ先生の指揮の下、美しいGelombang(強弱の波)が繰り返される。



次々と曲を演奏。
Sekar Sungsang、Sulendro、Krepetan、Bima Kroda・・・


初めて会った人とでも、こうして一緒に演奏できるのは本当に嬉しい。


それにしても本当に沢山の人がサムアン・ティガ寺院を訪れる。
学生さんらしきグループもちらほらあって、女の子達がみんな可愛すぎる~
気になって演奏に集中できないくらい。(集中しろ)


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美女とサルゴ先生




途中、サルゴ先生が「休憩」といって席を外す。
演奏者はまだまだ沢山いるので、交代。

Pemadeに座ったのは、この日初めましてなEさんと、この後ワヤンルマを演じるダランのSさん。
私もお隣のPemadeに移動。(ポロスとサンシの兼ね合いで)

曲はSekar Sungsang、Sekar Ginotan。
リーダーが変われば曲の様子も変わる。
Eさん、結構激しい人のようだ。
Gelombang(波)がうねるように繰り返される。
演奏者は(私を除いて)猛者ぞろいなので、その激しい波を難なく乗りこなす。
楽しいな~


2曲が終わったあたりで、お隣のバレにプダンダさん(バリの高僧)が到着。
珍しく女性のプダンダさんだ。

よーし、これからお祈りとワヤン開始!!

と同時に、サルゴ先生のお弟子さんのAさんとNさんが到着。
役者がそろった。




※ワヤンルマ鑑賞に関しては、長くなるのでまた今度書きます。



*******



ギャニャール県にあるサムアン・ティガ寺院。


思っていた以上に壮大で美しい寺院だったので、少し写真でご紹介。
(私の写真ではその美しさを伝え切れませんが・・・)


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オダランは年に1回で、大きいオダランと小さいオダランが交互に繰り返されているらしい。
オダラン期間中は本当に連日人であふれ、様々な奉納芸能が繰り広げられている。
この寺院は自信をもって人にお勧めできる。




今日のプレゴンガン合同練習【Lengker】

2016年 05月21日 16:05 (土)


前回の合同練習から3日後、またまたプレゴンガンの合同練習~
(みんなやるき満々!?)



前回みたいに大勢は集まっていないけど、ラディタ先生、Kさん、マンアユさん、私の主に日本人チーム。
これだけいれば練習は充分。

今回はグンデルランバット担当の相方Iちゃんがいないので、私が間違えるとそこで練習が止まってしまう・・・
責任重大でちょっとドキドキ・・・


曲の頭はOK。
続いてプガワ(前半)は・・・
いまいち自信がないけど、なんとか音とテンポが頭に入ってきた。
(前回はかなりIちゃんに助けられてたから・・・)


ガンサチームもいい感じ


やっぱりガンサかっこいいなぁ。

実はプレゴンガンで主旋律となるグンデル・ランバットはかなり簡単。
グンデル・ワヤンみたいにコテカンはないし、左右違う音を叩くこともなく常に右左同じ。
連続して同じ音を叩く場合も、グンデル・ワヤンの場合は必ず音を止めてから次の音を叩かなければならないが、それも必要なし。
メロディーさえ覚えてしまえば、技術的には全く難しくない。
ポロス・サンシにも分かれておらず、相方と常に同じ音を叩くのが基本。

それが、ガンサで初めてポロスとサンシに分かれる。
ガンサは早い連続したコテカン担当の為、ポロスとサンシがカチッとはまって一つのメロディーを作り出す。
(それでも、プレゴンガンはゴンクビャールに比べてゆったりらしいが。)

ポロスとサンシの息のあわせどころ。
その掛け合いがかっこいい~

ある程度の曲が出来るようになってきたら、いずれ私もガンサに挑戦したいなぁ。




*******


今日の楽器紹介

「スリン」
(縦笛)


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色々な大きさがあって、小さいものは高い音、大きなものは低い音が出る。

音は基本の5音のみ。
これ1つでペログ音階もスレンドロ音階もどちらも対応可能と言うのだから凄い。

循環呼吸にて吹けるようになれば一人前。
美しいスリンの音を聞いていると、ここではないどこかへ行ってしまいそうになる。

いつかかならず習ってみたい楽器ナンバーワン。
(とりあえずグンデルの目標としている曲が全て出来るようになったら。)





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私の中のガムランの位置づけ

2016年 05月20日 09:40 (金)



どうしてこんなにグンデルワヤンに心惹かれるのか自分でも分からない。


最初はほんの興味本位だった。
グンデルワヤンがどんな楽器なのかも知らなかったし、ガムランのことなどこれっぽっちも知らなかった。


グンデルワヤンとの出会い


ただ、ガムランに触れられることが嬉しくて、教えてもらったことをひたすら繰り返していた。
それが、1曲、2曲と弾ける曲が増えていって、ウパチャラでの演奏に誘ってもらえるようになってから、私は更にグンデルにのめり込んだ。
今では、1日1時間の練習時間を必死に作り出し、Ngayahがあると聞けば出来る限り参加し、現在の私の生活の中心はグンデルとなっていると言っても過言ではない。
こんなに楽しいことは生まれて初めてのことだ。



私は、結婚してヒンドゥー教徒となってからグンデルを習い始めているので、グンデルは音楽というより宗教における神様への奉げもの、という意識が強い。
ウパチャラでの演奏前に、グンデルにお供え物をして聖水をかけた後は、これから神様に曲を奉げるのだと心が引き締まる。


どんな宗教であれ、人々が宗教を信じることは自由だ。
(人に迷惑をかけなければ)
どんな宗教を信じていても、お互いが尊敬しあい尊重しあえば、世界中の揉め事の半分ぐらいは解決すると思っている。

そして、人々の宗教に対するあり方も自由だ。
毎日毎日、神様に奉げものをするのもありだし、
毎日のお祈りが辛かったら出来る時にだけするっていうのもありだと思う。

バリの人々は信仰に熱心で、毎日のお祈りに何かプラスして自分に出来ることはないかと自然と考えている人が多い。
それが女性の場合だったら、バンタン(お供え物)を一から手作りすることだったりするし、人によっては踊りだったり、ガムランだったり、唄だったりする。
その人自身が好きなことを無理にならない範囲ですればいいと思う。


私の場合は、それがグンデルだった。


好きで好きでたまらないことが、イコール神様への奉仕にもなるなんて、何て幸せなことだろうかと思う。

特に、数あるウパチャラ演奏の中で最も好きなのが、寺院で行われるNgayah(奉納演奏)だ。
個人の儀式で演奏するのは、たいてい依頼主がいて、報酬が出ることが多い。
(私には必要ないが。)
一方、寺院でのNgayahは正真正銘、無料での奉納演奏となる。

ラディタ先生はよく、「今回の演奏ではお金が出なくてごめん」と言うが、私にとってはそれこそが求めていること。

サルゴ先生はよく、「寺院でのNgayahでは演奏以外のことは一切考えてはならん。お金がもらえるのか、とか、ご飯は出るのか、とか、水はもらえるのか、ということは一切考えるな。」
「そんなものはNgayahでは必要ない。」
「演奏の機会を与えられている、それだけで充分なんだ。」
と話している。

100%同意だ。


なので、

「何のためにガムランを弾いているの?」

という問いには、

「Ngayahに参加する為。」

と答えた。


これこそが私が今最も大切だと思っていること。
(家族を守るとかそういうことは別にしてね。)




という訳で、とにかくこんなに夢中になれるグンデルに出会えて、ラッキーで幸せなんだということなんです。
幸せ自慢ですみません。






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今日の練習曲【Katak Ngongkek Sangsihつづき】@Denpasar

2016年 05月18日 13:16 (水)


なんとか1週間で、なんとなーく仕上がったKatak Ngongkekのサンシ。
と言っても、プゲチェ(曲の後半)は不明瞭なところがちらほら。
何度も何度も合わせてもらって、曲を指に覚えさせる。


ひたすらKatak Ngongkekを繰り返していたところに、お客さんが登場。
ラディタ先生の小学校時代の同級生で、仕事の話をしに来たらしい。


「この人はいろいろ凄い人だよ。」
とラディタ先生。

何が凄いのかと言うと・・・

”バリの文化を後世に残そうといろいろ頑張っている人”だった。


Nさんは初対面の私にもバリの素晴らしさを語る、語る。

「我々バリ人の祖先は、それはそれは英知にあふれていた。」
「私の祖父は、星の位置を見て、いつバナナの苗を植えればいいいか、稲をまけばいいか、全てを分かっていた。」
「不思議と祖父の言う日にそれらのことを行うと、上手くいった。虫がつかなかったり、実がたわわになったり。」
「それらの知恵を誰にでも分かるように示しているのが、現在のバリカレンダーだ。」

確かに、現在のバリカレンダーは、様々なことが書かれている。
結婚やお葬式の儀式に良い日から、家を建てるのに良い日、新しいことを始めるのに良い日、牛を飼い始めるのに良い日・・・などなど様々なことだ。
きっとこれらは、バリ人のご先祖様たちが長い間かけて培ってきた英知をまとめたものなのだろうと思う。

この辺はまるっと同意。


更にNさんの話は続く。

「今、あなたが弾いているガムラン、マントラと一緒だって知ってる?」


え?


という顔をしてラディタ先生を見ると、
「そういえばその話はまだしてなかったな。」
と。

ガムランがマントラ?
どういうこと??


「ガムランの音は、それぞれ1音1音に捧げる方向(神)が決まっている。」
「ガムランで音を奏でることは、それ自体がマントラを唱えていることと同じことになる。」
「1音、1音に意味があるんだ。」


なんてことだ・・・
今まで私はそんな大切なことも知らないでグンデルを弾いていたのか・・・
これはかなり衝撃的な話だった。


「ガムランの音は一定の大きさで演奏されないことは知っているよね?」
「音に強弱をつけることは、自然のそれと同じこと。自然は穏やかな時もあれば激しい時もある。」
「ガムランの曲は自然と共鳴しているんだ。」

これは何となく分かる。


そしてNさんはかなり核心を突く質問をしてきた。


「あなたは何の為にガムランを弾いているの?」


これに関しては、ここ最近ずっと考えていたこともあって、私の中に既に答えはあった。
なので、正直に思っていることを話したところ、Nさんは納得した様子だった。

(私の中のガムランに対する考えはまた今度書きます。)



「そうそう、ガムランはヨガでもあるんだよ。」
「胡坐をかいて、手をのばす動作がね。」


ヨガ・・・


またこのキーワードが出てきた。

実はこの前、バリアンさんにみてもらった時にも言われてた。
「あなたはヨガを始めるといい」
と。


でも、私は残念ながらヨガにはまーーーーたっく興味がなく、今の今までその提案を放置していた。
短い期間に2回も出てきた「ヨガ」という言葉。
2回どころではないな。
ラディタ先生は週に何回もヨガに通っている人だし、しょっちゅうその様子は聞いていた。
ただ、一歩が踏み出せないでいただけ。

これは、ちゃんとアサナを習得する為にヨガに通うしかないかな・・・?

(サヌールビーチで毎朝無料のヨガ教室がある。)


この話が終わった後、ラディタ先生と仕事の話を付けたNさんは「邪魔したね~」と言って去っていった。
何だか不思議な人だったなぁ。


その後はしばらくラディタ先生とお話。
音の意味とか、ヒンドゥー教の神様のこととか。

もう既にいろいろとお腹一杯だったので、この日は新しい曲を習うことなく今までの曲を何曲か合わせて終了。
たまにはこんな練習もあり。



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プレゴンガン合同練習開始!!

2016年 05月16日 16:19 (月)


前回の練習から2週間ぶりのプレゴンガン練習。
前回はマンアユさん初参加の3人練習だったが、今回はさらにワクワク!!
とにかく集まれる人はみんな集まって!!の合同練習~

やったー

プレゴンガンの為の練習を細々と始めてから、初めてのことだからもう気合入りまくり。
(かなり緩いので、そうでもないが・・・)


とにかく嬉しくて、楽しい


本日の参加メンバーは、ラディタ先生を筆頭に、Kさん、マンアユさん、姪っ子Iちゃん、甥っ子M君、グンデルの生徒さんの男の子、で、特別参加のラディタ先生の友達のAさん。

Aさんに合うのは半年振りくらい?
(随分前にBenawahであったウパチャラ演奏以来)
この日突然「今度いつラディタの家に行く~?」
と連絡があって、「今日行くよ~」ってことで飛び入り参加。

計8人~


担当楽器は、

クンダン→ラディタ先生と甥っ子M君
ガンサ→Kさんとマンアユさん
グンデルランバット→姪っ子Iちゃんと私
ゴング→Aさん
クレナン→男の子

となった。

Kさんはガンサでは初参加、マンアユさんは前回の練習から2回目なので、今回はガンサのコテ入れを重点的に。


途中で、ガンサの達人Mさんが指導に参加で練習にも熱が入る!!
(Mさんは以前あったワヤンマラムの演奏で、リーダーだった人。ラディタ先生曰く、デンパサールでガンサが一番上手い人。)


途中でビールの差し入れ!?もあり、和気あいあいムード
いい感じでサークルっぽくなってきたなぁ。


初顔合わせだけど、みんなそれぞれガムランの基礎が出来ている人たちなので、ちょっとの練習で曲はけっこう出来上がってきた。

(私は相変わらず間違えてばかりで、そのたびにIちゃんからクールな眼差しを送られまくりだったけど


これは来月のミニ・ペンタス(発表会)が楽しみだな~




********



本日の楽器紹介「チェンチェン」



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シンバルの様な楽器、チェンチェン。
この様に床に置いた土台を上から叩く形式が多いが、シンバルのように両手でもってチャカチャカ鳴らす場合もある。

リズム担当。


比較的簡単な楽器で、小さい子供がよく鳴らしていたりするが、曲の途中にあるアンセルと呼ばれるキメの場面では、ちゃんと他の楽器に合わせてキメる必要があるので、やっぱり曲を知っていなければならないんだとか。





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今日の練習曲【Gambang Kebyar】@Sukawati

2016年 05月14日 10:50 (土)


サルゴ先生の希望で午後から稽古。

グンデルの前に座るや否や始まった演奏。
え、これ何の曲だっけ?
って思い出すまでに結構かかったが、Sekar Tamanだった。
デンパサールの曲をそうそう弾く機会がないであろうサルゴ先生なんだけど、当然私より上手い。
すっかり自分のものにしてしまっている。


Sekar Maduは相変わらず間違えまくり・・・
一体いつになったらちゃんと弾けるようになるのか・・・


その後、2~3曲合わせて、うーん、と考え込んだ後、聞きなれないフレーズを叩き始めたサルゴ先生。

「Gambangのクビャールだ。今週ワシは忙しかったからな、昨日の夜慌てて考えた。」

今週から、アメリカ人の講師がバリでワークショップを開いており、その講師として週に5日詰めていたらしい。
忙しい中、申し訳ないお願いをしたな。

でも、覚えていてくれて嬉しい。



「まだ最後まで完成しとらん。」

と音を探りながら進めていく。

曲に入る直前のフレーズがなかなかしっくりこないらしく、何度も色んなフレーズを叩いていている中、とあるフレーズでお互い顔を見合わせる。

「これだな!!」
「めちゃくちゃカッコいいです!!」

と満場一致。(二人しかいないけど)



それはコテカンが一瞬で裏かえるフレーズだったので、習得するのにやや時間がかかったけど、何とかポロスが弾けるようになったので、私のポロスに合わせてサルゴ先生がサンシを探し始める。

けど、見つからない・・・!!


「なんだこのフレーズは・・・サンシが探せん・・・」
「違う、これも違う・・・」
とブツブツ言いながら何度も繰り返し。
(ご自身で作ったフレーズなので・・・)


こんなに苦戦しているサルゴ先生、初めて見た!!



「どれが一番合うと思う?」
と聞かれたけど、正直私にはどれもはまっているように聞こえてしまい答えることが出来ない。

「この部分のサンシは後で一人で探す。」
といって、最初から合わせてみる。


か、カッコいいー


「まったく、GURU(師匠)の頭を悩ませるようなことをいいやがって。」
と文句を言われたけど、
「これでGambangがTabuh Lepas(ワヤンから独立した曲)になったな。」
とちょっと嬉しそう。

「Kさんにも教えなきゃですね。」
と言うと、
「当たり前だ。クラマスチームにも教えて、みんなで弾けるようにするぞ。」
と。


楽しみだなぁ





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