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グンデル漬けなマニスクニンガン(今日の練習@Sukawati+Upacaraでの演奏 ~Part16~+ラディタ先生のOtonan編)

2016年 02月26日 16:56 (金)


※かなり長くなりま~す。




クニンガン(送り盆)の次の日は、マニスクニンガンといって家族で出かけたりする日。
でも私は朝からスカワティでグンデル。

実は先週もスカワティでの稽古をお休みしていた。
疲れがピークにきてて。
今まで週に1回の稽古でも結構いっぱいいっぱいだったのに、今は週に2回の稽古(プレゴンガンも合わせると3回)。
仕事もちょっと忙しい日が続き、更にガルンガンの準備・お祈り(準備と言っても私は何もしていないけど)でちょっとパンク状態。
少し熱っぽく頭も重く、体を壊す前にお休みを取っていた。

今週もまだなんだか本調子ではなかったが、流石に3週間あけてしまうと足が遠のいてしまいそうなので、ぼんやりしながら稽古に向かう。

着いて早々、
「今日、お昼3時からNgayah(無料奉仕の演奏)だ。」
と言われ、

“あ~、昨日教えてくれればクバヤ持ってきたのに~。残念。”
何て思っていたら、

「ワシもさっき聞いたばかりだからな。どうする?一緒に行くか?」
「行きたいけど、クバヤを持ってきていません。」
「そんなの取りに帰ったらいいだろ。」
と軽く言われた。

“取りに帰るとなったらまた往復1.5時間の距離をバイクか~。ちょっと厳しいなぁ”
と渋い顔をしていたら、

「強制はせん。考えてからでいい。」
「Kはどうした?電話が繋がらん。あいつはNgayahが大好きだからな。機会を逃したと知ったら悲しむだろう。電話しろ。」
とのことで、Kさんに連絡するが残念ながら都合がつかず。
(だって急だもんね。)


今回のNgayahはマス村のPura Taman Puleのオダランでの演奏で、サルゴ先生のお弟子さんがいっぱいいるクラマスチームが一緒らしいので人数は充分に足りているのだけど、これは少しでも私たちにNgayahの機会をくれようという心遣い。
確かにNgayahを多く行うことは、神様に対しての無料奉仕なので善行を積むようなもの。
その恩恵として、更なる芸能の力を授かることが出来る。

私はNgayahのチャンスがあったら出来る限り参加したいと思っているのだが、今回は体調も本調子ではないし、どうしようかな・・・
と稽古をしながら考えることにした。

稽古はいつも通り。
Sekar Ginotan、Partha Wijaya、Kejojor、Krepetan、Sekar Sungsang、Sulendro・・・

1回稽古を休むと2週間空いてしまうので、サルゴ先生のパングルさばきに慣れるのにちょっと時間がかかる。
ぼんやりしていたせいもあり、上手く合わないところが多々あって時折サルゴ先生からお叱りが入る。

前回習ったRebong Lengkapの飾りの部分もちょっと間違えて覚えており、何回かやり直し・・・

やっぱり今日は本調子じゃないし、Ngayahは無理かな・・・
なんて思っていたところに、

「よし、Ngayah行けるな!」
というやや確定したニュアンスで聞かれ・・・

「はい。」
とつい答えてしまった(笑)

しかも丁度このタイミングでラディタ先生から
「今日は18時から家で僕のオトナンのご飯会があるから来てね~。」
と連絡が入り、もうこうなったら全部参加しよう、と腹をくくる。


でもバイクで往復きついな~と思ってたのだが、
ここで名案が浮かぶ。


一旦帰るなら、夫と娘を誘って、旦那に車の運転をしてもらえばいいのでは!?
ガルンガンもクニンガンもお寺にお参りしていないし(雨だった)、シガラジャの田舎にも帰ってないし、Ngayahついでにお寺でお祈りすれば一石二鳥!!


ということで夫に連絡


※実はこの選択が後に大問題を引き起こすことになるのだが、このときはこれっぽっちもそんなことになるとは思っていなかった・・・
結果としてはさほど大きな問題にはならなかったのだけど、私の中の寺院と夫に対する認識が大きく変わった決定的な出来事となる。
このことはかなり長くなるので、また別の機会に書きます。



*****



1時過ぎに一旦家に着いて、お昼ご飯とマンディを済ませまた3時までにスカワティに戻るというかなりの無茶振りを何とかクリアし、夫と娘と共にサルゴ先生へ挨拶。

サルゴ宅にはクラマスチームの中高生くらいの子達が集まっていて、Ngayah前の練習をしていた。

その後タマンプレ寺院へ向かい、本堂?へ。
ここの寺院は必ずクニンガンにオダランとなり、寺院は凄い人だかり。
クニンガンにちなんでなのか、あちらこちらに黄色の傘のデコレーション?があり美しい。
※クニンガンのクニンとは黄色のこと

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まずはクラマスチームの子供達の演奏。
Sekar Sungsangだ。
サルゴ先生仕込でばっちりの演奏。

「おい、Lotusyaこっちこい。」
とサルゴ先生に呼ばれ、私もいそいそとグンデルのところへ。

Kantilで~、と思っていたら、Pemadeの席が空けられていた・・・
初めての場所で、初めてのグンデルで、初めてのメンバー(Kantilのお二人は初対面)でのPemadeは緊張するんだけど、しょうがない。
意を決してPemadeの前に座る。

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「Partha Wijayaな。」
と言われるやいなや演奏開始。

タマンプレ寺院のようにここまで大きくて賑やかなお寺での演奏は初めてなので、緊張でいつ音を外すんじゃないか、とドキドキしながら演奏。
Ngayahに夫が付いて来てくれるのは初めてのことなので、ここぞとばかりにビデオ撮影を頼む。

お次はKejojor。
途中でダウン(鍵盤)が支えから外れるというアクシデントがあったけど、何とかどちらも大きな失敗なくクリアー。

基本的にお祈りの際の演奏は、お坊さんがマントラを唱えている間は行わず、お祈り後聖水を貰う時~その次のマントラの間までに演奏する。
そのタイミングをサルゴ先生がしっかり見ながら合図をくれるので、私はそれについていくだけ。

続いてKrepetan。
タマンプレ寺院のオダランはとても豪華で有名で、ウブドにもほど近い為多くの観光客も訪れる。
そんな外国人の方や地元バリ人の方なんかに写真やビデオを取られてドキドキ・・・
緊張が高まるからやめてくれ~


ここでクラマスチームに演奏をバトンタッチし、お祈りの為にしばし席を外す。

戻ってくると、「グンデル弾くぞー。」と声がかかり、Sulendro、Rebongと演奏。
Sulendroは最後が若干、ンゲブってしまい、「テンポがなっとらん!!」と叱られる。
※ンゲブる=Ngebut(ンゲブット)=(Dari kata Kebut(クブット):超スピードを出すこと)
個人的には、Sulendroの最後はやや、ンゲブった方が好きなのだが、それではダメだな。


ここでタイムアップ!!


演奏はまだまだ続くみたいだが、これ以上長居するとラディタ先生のお呼ばれに間に合わないので寺院を後にする。


そのままラディタ家へ。

オトナンとは210日ごとに巡ってくるバリの暦による誕生日のこと。
生まれてから3回目までのオトナンは必ず行った方がいいが、それ以降は個人の自由。
(行うに越したことはないが。)
ラディタ先生は一体何回目のオトナン・・・?何て突っ込みながらみんなでご飯。
(お供え物を供えての儀式は午前中に既に終了している)
ラディタ先生のお母様は、ラワール作りの名人なので美味しいラワールを堪能~

ビールやトゥアックが入り少し陽気になってきたところで軽くグンデル。
ラディタ先生とKさんと3人でSulendro、Dalang Ngidih Nasi、Sekar Taman・・・


この日はとにかくグンデル漬けの濃い1日だったなぁ~。
こんなマニスクニンガンもありかな。



******



※この日の演奏をちょっとご紹介。
と言いたいところなのですが、流石に自分の演奏映像をここにペロンと貼り付ける勇気はないので・・・
私のYou Tubeチャンネル「Putu Lotusya」にPartha WijayaとKejojorをUpしているので、興味がある方はそちらをどうぞ。


***


映像を観ながら自分の演奏スタイルを振り返る。
かなり直したつもりだったが、まだパングルの位置が高い。
サルゴ先生の演奏を見ると分かるが、パングルの位置は出来るだけグンデルに近づけて、手首のスナップで叩くのが基本。
私はまだ若干上から振り下ろして叩く感じになっている。
また、後ろから取った映像を観ると、左手が左右に動きすぎ。
隣り合った音を叩く場合は、ほぼ左右に揺れないのが上級者。
それに、自分ではしっかりと伸ばしているつもりだった止めの3本の指が全然伸びていなかった・・・
これはまた輪ゴム特訓しなきゃかな・・・
※輪ゴム特訓とは、グンデルの音を止めるために伸ばす3本の指に輪ゴムを巻いて、意識して伸ばせるようにする特訓。

あとは・・・パフォーマーとしての表情が全然なってないなぁ。
緊張でガチガチということもあるのだけれど、本来は楽しい楽しいグンデル演奏なのだから、もっと柔らかい表情で演奏出来たらなぁ。
(サルゴ先生なんて、めちゃめちゃ楽しそうだもんなぁ・・・)


ぜーんぶ、自分では意識して演奏していることなんだけど、
客観的に映像で観てみるとまだまだなことが判明。
こうしてたまには自分の演奏スタイルを振り返るのも大事だな。



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Wayang Lemah鑑賞 ~スカワティ編~ 2016/1/24

2016年 02月23日 15:40 (火)

「明日は朝からワヤンルマーの演奏がある。来れるな!?」
と前日に言われ慌てて準備。

意外と心配性なサルゴ先生から、
「明日はクバヤを着て来るんだぞ。」
とか
「8時にはスカワティに必ずいるんだぞ。」
とか何度も電話が入り、ばっちりクバヤを着て8時前にはスカワティ入り。
で、当日。

「ワヤンは10時からになった。」

まぁ、予想内です。
なので、それまで練習。

「Lotusyaはオープニング1曲とKrepetanだ。」

と言われたので、まずはこちらを重点的に。
9時半頃、ダランのナルタさんから呼び出しがかかり、会場へと向かう。

会場はバイクで2~3分位のところにあるご近所。
家寺のオダランの様子。
プダンダさん(高僧)もダランのナルタさんももうスタンバイ済み。
慌ててグンデルの前に座る。

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「どうする?Sekar Sungsangか?それともSekar Ginotanにするか?」
と聞かれて「どっちがいいかな?」と考えているうちに、
「Sekar Ginotanな。」
と勝手に決められていた(笑)


隣ではすでにトペンダンスのゴンクビャールが始まっていたんだけど、グンデルの演奏が始まる前にピタリと音が止まる。
若干緊張するが、1フレーズも弾いた辺りでまたゴンクビャールが始まりグンデルの音はかき消されていき緊張も遠のいた。


Sekar Ginotanが終わり、Krepetan。
その途中で、ナルタさんから「準備OK」の合図があり、Krepetanは途中で終了。
すぐさま隣でスタンバイしていたサルゴ先生の息子W君にバトンタッチ。

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デンパサールのワヤンルマーは、ワヤンマラムを全体的に短くするだけなので、Pemungkahからしっかり演奏があるのだが、スカワティではどうもそうではないみたい。
(というか、儀式の長さによって使い分けているのかな?)
前回、W君の結婚式で観たワヤンルマーもそうだったが、Krepetanの最中にダランさんがどんどんどんとワヤンのお披露目をして、そのまま物語へと突入する感じ。
ダランさんも、儀式の進行に合わせて途中で物語を止めたりして、結構ゆるい。


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ワヤンの途中におしゃべりするナルタさんとサルゴ先生。

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もちろんお約束の噛み(葉)タバコも用意されていた。

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お隣ではトペンダンスが同時進行中。


それにしても、スカワティの重鎮ナルタさんのワヤンは本当に渋い。
特に素晴らしいのはチュパラさばき。
ワヤンを両手で扱う時は、チュパラを足の指に挟んでワヤンの木箱を打ち付けるんだけど、それがもの凄く鋭い音。
しかもダブル。
これは相当の技量が必要な技。
さすがだー。

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ワヤンが終わったら、お祈り。
神様からのパワーが入った果物も沢山頂いた。
サルゴ先生はその場でマンゴーを手で剥いて食べていた。
ワイルドだなー。

美味しいご飯も頂いて、会場をあとに。
やっぱりワヤンはいつ観てもいいものだなぁ。



******



この日の様子をちょっとご紹介。



サルゴ先生と息子のW君。
刺すようなパングルさばき。



ナルタさんのワヤン。
どうやったら足に挟んだチュパラをこんなにも鋭く打ち付けられるのか・・・




今日の練習曲【Tabuh Penyineb】@Denpasar

2016年 02月20日 16:13 (土)

今日はバリ島は送り盆クニンガンです。
晴れてたと思ったら突然のどしゃ降り。
雨季の天気は未だ読めないです。


*****



まずは前回の復習から。

スカワティのアンカタンである「Anagkatanその13」は、やっぱりかなりの難しさで、1週間の家練習ではGetすることが出来なかったのでこの日はひたすらこのアンカタンの練習。
ラディタ先生も、「このアンカタン、サンシもめちゃくちゃ難しい・・・」ということで、サンシ探し。

ずーっと弾いていると、手はつってくるし、頭は痛くなってくるしで、気分転換に他の曲探し。

Penutup Wayangがまだ習ってなかったので、教えてもらう。
「Penutup」とは「Tutup」=「締める」を名詞化したもの。
(※インドネシア語は現在進行形や名詞形にする時に形が変わり、TはNへと変わる。)

更にバリ語ではPenyinebとなる。
(※こちらも変形済み。Kata dasar(基本形)はSenyinebだったかな?忘れた・・・)

なので、この「Penutup Wayang」は「Tabuh Penyineb」とも呼ばれる。
(※Tabuhは曲という意味。)


こういう締め系の曲は哀愁があってけっこう好きで、この前のワヤンの時に取ったビデオを繰り返しずーっと見てたのでメロディーは頭に入っていた為、割とすんなりとGet。


またアンカタンに戻る。
結局、この日「Angkatanその13」は満足のいく仕上がりにはならなかった。
ワヤンまであと1ヶ月以上あるので、まぁそれまでに何とか仕上げていきたい。




******



この日の終わりに、「これ聞く?」といってラディタ先生から渡されたCD。

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ラディタ先生が10年ほど前に奥様と共に作ったCD。
(奥様もグンデル弾きで、私の憧れの人でもあるのです。)

「これ聞く?」も何も、1年位前からこのCDの話を聞いていて、ずーっとお願いしていたのに、「どこだったかな?」「また忘れた。」とのらりくらりとして待たされていたもの。

まぁ、そんなことはどうでもよくて、
「もちろん聞きますとも~
と家に帰って早速聴いてみると・・・

今までこのCDを聞かずに過ごしてきた日々が後悔されるくらい素晴らしいCDだった。

曲目は、
1.Sri Kandi
2.Swandewi
3.Pengrumrum
4.Tulang Lindung
5.Sekar Ginotan
6.Sita Manggali
7.Merak Ngelo
8.Bimaniu
9.Taman Angkatan
10.Plasah
11.Tabuh Penyineb

といった私の好きなデンパサールの曲がずらり。
Sekar GinotanやMerak Ngeloは名前こそ同じだけれど聞いたことのないもので、半分近くはまだ知らない曲だった。
これは、今後の習う楽しみがまた増えたなぁ~。



今日の練習@プレゴンガン【Lengker】

2016年 02月18日 19:29 (木)

クンバンワル・プレゴンガンチームの3回目の練習~
この日は、ラディタ先生と私に加えKさんにも予め連絡しておいたので、3人で練習。

今日はLengkaerを完成させたい!!と意気込んでいたんだけど、
実際グンデルランバットを叩いてみると、殆ど忘れてる~(ガクブル)
なので、また最初から練習。
プガウィッ(曲の頭)は大体覚えたけど、プガワッ(曲の前半)はほぼまる忘れ。
あぁ、不甲斐ない・・・

私がばっちり覚えていたらKさんにはガンサで入って貰うなり、グンデルランバットを叩いて貰うなりして、更に完成系に近づけたかったのに・・・
また結局前回と同じようにKさんにはカジャールでリズムを取って貰うだけ・・・
Kさん、すみません・・・
(ラディタ先生の計画では、Kさんと私がグンデルランバット担当。)

で、3人でガムランをカンコン叩いていたら、姪っ子ちゃんや甥っ子君もやってきてゴンやチェンチェンで練習に参加。
そのうちラディタ先生もグンデルランバットを離れクンダンを叩き出し、何だか賑やかな感じに

すっごく楽しい!!この連帯感・・・


今回は、姪っ子ちゃんがゴンを担当してくれたおかげで、何となーく1クールが把握できた。

ガムランの曲はゴンからゴンの間を1クールとしている。
(1ゴン(サトゥ・ゴン)と言う。)
プガウィッ(曲の頭)で1ゴンを何度か繰り返して、プガワッ(曲の前半)へと移る。
通常、そのゴンが鳴る付近の音の大きさを調整して、何クール目なのかを把握する。
例えば、最初ゴンが鳴る時の音を小さめ、次のゴンも小さめ、で次は大きめとする。
すると、大きめの時は3クール目だということが分かる。
この音を大きくして合図を送ることをウンチャップ(だったかな?)という。
ガムランの演奏は、何クールを演奏したら次へ進むなどとはっきり決まっていないので、このウンチャップによっていつ演奏を移行するかのタイミングをみんなで共有する。
(グンデルワヤンの演奏もこれに似た合図を取ったりする。)

例えば・・・
①小さめ②小さめ③大きめ(ウンチャップ)④小さめ⑤小さめ⑥大きめ(ウンチャップ)・・・
と続いている時に、7クール目も大きめ(ウンチャップ)となると、いつもと違うパターンの為に、曲を移行するということが演奏者全員に分かる。

また、プレゴンガンの曲はそのスピードにも注意が必要。
もの凄い速さを100%とすると、最初の出だしは70%位の速さで始まる。
この間、グンデルランバットと共に、ガンサも主旋律を奏でる。
その後、2クールくらいを70%で叩いた後に、50%位のスピードに落とす。
何故なら、この辺りでガンサがコテカンを叩き始めるため。
コテカンはもの凄いスピードでリズムを取るので、あまり速すぎるとタイミングを合わせるのが難しいのでスピードをやや落とす必要がある。
そして、50%位のスピードで続け、プガウィッからプガワッへ移行する際には30%位まで序所にスピードを落とす。

そしてプガワッは30%位のスピードを保つ。
(基本的にプガワッはゆっくり奏でる。)

そしてプガワッ(曲の前半)からプゲチェ(曲の後半)へ移行する際にどんどん速くして50%位まで上げ、プゲチェは70%位で演奏をする。
(基本的にプケチェは速めに演奏する。)

というのが大体の基本的な流れ。
(と言ってもちろん全ての曲にこのパターンが当てはまる訳ではない。なんせまだ「Lengker」1曲しか習ってないので・・・)


もちろん演奏中にこういったことを細かく考えてはいないが、まぁ何となーくこんな感じだということは知っておいた方がいいのかな?
(だらだらとした説明ばかりですみません・・・備忘録も兼ねているもので。)


今回は新しく曲を覚えたりとかはなかったけど、何となくの全体の感じがつかめたのでまぁ良しとするかな。
私が2曲を覚えたら新たなメンバーを探していこう!という話になっているので、早く曲を覚えなければ!!と焦るんだけど、楽しいサークルを目的としているので焦ってもしょうがないか。



次回はさらに先に進みたい~!!




******




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今回の楽器紹介は「ゴン」。
演奏の要、要で鳴らされる重要な楽器。
(よくホテルの入り口とかに置いてあって、お客さんが来た時に鳴らされますよね。)

ゴンが鳴るともの凄く曲が引き締まる。




興味のある方はご連絡くださいね~
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スロンディンの夜   

2016年 02月16日 17:02 (火)

この日は素敵在住女子Nさんに誘われて、クルタラング近郊にある「Mekar Bhuana」での公演を観にいくことに。
※1ヶ月以上前のことで~す。


この「Mekar Bhuana」は、以前から名前は知っていたけどこうして公演を観にいくのは初めて。
バリダンスやガムランを外国人相手に教えているSanggar(グループ)。

このグループは、ご主人のVaughan Hatchさん(ニュージーランド人)と 奥様のEvie Hatchさん(バリ人)が中心となってガムランやバリダンスを教えているSanggarで、英語でバリの文化を教えて貰うことができるということで外国人に人気。

この日は、シンガポールの音楽学校?からの生徒さんたちのガムランと踊りの発表をかねた舞台だった。

使用される楽器は、スロンディン。
大好きな楽器だ。


ご主人は以前、ISI(インドネシア国立芸術大学)に留学しており、バリのガムラン、文化に精通している。
1曲、1曲演奏される前にスロンディンやバリの文化にて説明があるのだが、もの凄い知識量!!
(ご主人はインドネシア語もペラペラで、英語がさっぱりな私はインドネシア語での説明に耳を傾ける。)
きっと、バリのガムランと文化を心から愛しているんだろうなぁ~。


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「Mekar Bhuana」によるスロンディン演奏

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シンガポールから踊りを習いに来た生徒さん達。
18日間の稽古だったらしいんだけど、立ち姿が様になっている。


演奏中、ひときわ目に付く小さな男の子。
もちろんメンバー全員素晴らしい演奏なのだけど、この男の子のパングルさばきは大人をも超えるものだった。
聞いてみるとこちらの家の息子さんで、小さい頃から踊りやガムランに携わってきており、その才能は目を見張るものがあるんだとか。
納得。
披露されたスロンディンの曲には男の子が6歳の時に作ったものもあり、「天才」とはまさにこういう子のことをいうんだろうなぁ。

演奏後、メンバーの方と話す機会があったのだが、「私たちはあの子の為にガムランチームを作っているのよ。」と話していた。
なるほど。


ちなみにご主人のVaughan Hatchさんはガムランのコレクターでもあり、お自宅にはガムランがずらり~
(もちろん演奏する為でもあります。)
「Mekar Bhuana」ではグンデルも習うことができ、100年を超えるグンデルが2台もあった。
ちらっと叩かせてもらったけど、音はとってもManis(甘い)~
ワヤンとスクリーンもあったので聞いてみると、息子さんはダランの稽古もしているんだとか。
凄い!!



そして何より素晴らしいな、と思ったのが、今回のこの舞台の収益は全て障害者施設に寄付されるということ。
素敵な活動をしている「Mekar Bhuana」。
またこういった舞台を観に行きたい!!




******



この日の様子をちょっとご紹介。




確かBangliの曲との説明があった気がする。
本来、スロンディンを演奏する時は、会議の時のように「コの字」に楽器を置いて演奏することで聖なる力が高まるとの事だが、この日は舞台の為この様に設置しているとの説明あり。



「Mekar Bhuana」オリジナル、「トゥアレン&ムルダ」。
ワヤンでお馴染みのプナサール、トゥアレンとムルダを踊りにて再現!!
本来、トゥアレンとムルダは親子だけれど、この日はおじいちゃんとお孫さんでの踊り。
可愛い過ぎる






今日の練習曲【Angkatan その12、13】@Denpasar

2016年 02月13日 12:14 (土)

この日も着いて早々アンカタン。
とにかくひたすらアンカタン。

前回まで習ったところのおさらいをした後、「次は何の曲にする?」と聞かれたので、「Angkat-ankatan」の冒頭2フレーズがまだ足りない、ということでお願いする。

私があの曲にそんなにこだわってるとは思っていなかったみたいで、

「えっ、あの曲もう5年近く弾いてないんだけど・・・」
「ちょっと探すから待ってて。」

とビデオを観ながら一人音を探すラディタ先生。

「この時なんでこんなの弾けたんだ?凄いな、俺。」
なんてブツブツ独り言。

しばし待って、
「よーし、思い出した。」

とのことで、練習再開。

最も難しいと思っていた1番最初のフレーズはスカワティのアンカタンをアレンジしたものらしく、予想通りの難しさ。
何度やってみても手が思うように動いてくれない。

アンカタンはどこのスタイルであれ問題なくワヤンに取り入れられるので、是非ともこの日に習ったアンカタンも次回のワヤン演奏に取り入れていきたいのだが、それまでに手が慣れるかしら。


とにかくこれで、憧れ続けた曲の全てのフレーズがそろった。
3年越しの想い。
ようやく。

と言っても、それぞれのフレーズをつなぎ合わせてスムーズに弾けるようになるにはまだまだ練習が必要。
がんばろう。


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今日の練習曲@プレゴンガン【Lengker】

2016年 02月12日 17:01 (金)

この日は、第2回目のチームプレゴンガンの練習日。
と言ってもラディタ先生と私の2人のみの参加(笑)


グンデルランバットのペログ音階に全く慣れていない私は、前回習ったLengkerを自宅で思い出してみようとするがこれっぽっちもメロディーが出てこず、前回習ったことはほぼ忘れてしまっていた・・・
ので、また最初からやり直し。
(ビデオに撮らなかったらこのありさま)


ラディタ先生が根気強く教えてくれて、教わっているうちに何となく前回習ったことが思い出されてきた。

てっきり前回習ったのはプガワッ(曲の前半)だとばかり思っていたら、実はプガウィッ?という頭の部分だった。
(Kebyar(前奏)とはまた違うらしい。Dari kata(語源)はカウィットで「最初」という意味らしいけど、辞書に載っていないので恐らくバリ語。はっきりとは分からない。)


で、プガウィッは何となく出来てきたので、その続き。
ここからがプガワッ。
どんなガムランの曲でも、プガワッはゆったりと演奏するのが基本らしい。
(グンデルはそんなことないと思ってたんだけど、私の気のせい?)


この曲のプガワッはちょっと長くややこしいので、A、Bとパートを分けて練習。
Aの部分は前回もちょっと教わっていたので、Bを中心に教わる。
ややこしいけど何とか出来てきたかな・・・?
というところでKさんが登場。

登場するやいなやガンサですぐさま参戦。
さすがKさん。
ラディタ先生がクンダン(両面太鼓)でリズムを取ってくれて、楽器3台が合わさって何となくそれっぽくなってきた。
けど、初めて合わせる他の楽器。
(特にクンダン)
全然、リズムがつかめない・・・

さらにKさんが分かりやすくカジャールやゴンでリズムを取ってくれるが、それにもところどころ合わせられない状況・・・

あぁぁ、まだまだ全然だ。

プレゴンガンにおけるグンデルランバットは主旋律となるので、ここは崩すわけにはいかない。
特訓あるのみ。




******



今回からプレゴンガンで使用するガムラン楽器を少しずつ紹介していきたいと思います。
前回はグンデルランバットだったので、今回はこちら「ガンサ」。

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いかにも“バリ”という感じの、ペログ音階のガムラン。
ガンサはメロディーも奏でるけど、主にコテカン担当。
グンデルが両手でパングルを握るのに対して、ガンサは右手でパングル、ワンテンポずれて左手で止め、となる。
この動きは、グンデルに慣れている私にとっては未知の世界。
グンデルランバットでのメロディーが完璧になってきたらそのうちガンサも・・・
と思っているけれど、当分先のことになりそう。




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本日はガルンガン!!

2016年 02月10日 17:38 (水)

前回のガルンガンから、もう半年が経ってしまった・・・
時が経つのは早いですね。


バリ島は今日はガルンガン(迎え盆)。
朝はいいお天気で、家寺でSembahyang(お祈り)

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このペンジョールが立ち並ぶ景色が、
バリで最も美しい景色だと思っています。


夕方はお寺へお参り予定だったけど、
お昼からあいにくの雨・・・
残念。



実は今日は私の誕生日でもあるので、
ちょっと美味しいものでも食べに行ってきます~




今日の練習曲【Rebong続き】@Sukawati

2016年 02月09日 16:47 (火)

先週はスカワティでの稽古はお休みしたので、2週間ぶりのスカワティ稽古。
ガルンガン(バリのお盆)前で、バリ人はみんな浮き足立っているバリ島。
サルゴ先生宅にも、お弟子さんが次々とガルンガンの挨拶に来ている模様。

サルゴ先生も、家寺に飾る傘を新調していたり、鳥が増えているのを自慢されたり、花が増えていたり・・・


まずは、いつも通り曲を合わせていく。

Sekar Ginotan、Krepetan、Partha Wijaya・・・


「Rebongはもう覚えてきたか!?」

はい、
と。


ところどころつっかえながらも、手が止まることなく第3章まで通せたので、ホッ。

「よし、覚えてきたな。では、Rebong Lengkapを更にLengkap(完全)にするぞ!」

あれ?Rebong Lengkapは第3章で終わりだと思っていたけど、さらに続きが・・・?

「プナリと合わせるバージョンだ。」

おぉ、なるほど。
Rebongという曲は、プナリ(踊り子)と合わせることの出来る曲で、その場合はちょっとしたアレンジが入る。
(CDはこのバージョン。)


より華やかになっていい感じ。
これで、ようやくRebong LengkapがLengkapになった。


その後は、少し時間が余ったのでKejojor、Bima Krodaを合わせてもらう。
(実は2週間ぶりなので、サルゴ先生特有のGelombang(波)を感じたくてウズウズしていた。)

最後にBima Krodaを弾き終えた時には、手がしびれてプルプルしていた・・・
そうそう、この感じ。



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今日の練習曲【Angkatanその10、11】@Denpasar

2016年 02月06日 10:46 (土)

この日は1日中もの凄い雨で、あちこちでバンジール(洪水)。
今年の雨季はかなり雨が少ないので、たまにはこんな日も必要。


この日も練習はひたすらアンカタン。

1からしっかり合わせていく。
前回追加で習った、アンカタンその9まで。

ワヤン演奏の要のアンカタン。
この部分はダランさん(影絵使い)とばっちり合わせなければいけないので、基本的には手元を見ずにひたすら横向きでの演奏が必要となってくる。
(まぁ、ワヤン中はずっとそうなのだけど、この部分は特に。)

私にはそんな余裕はまだ全然ない。

少しでもダランさんの方を向こうとすると、ラディタ先生の突然の曲変更に手がついていけない。
もっともっと弾き込んで、無意識の状態で手が動くようになるまで持っていかなければ・・・

で、アンカタンをさらに2曲追加。
ラディタ先生は、この11個のアンカタンでワヤン演奏は可能だと言うが、家に帰ってYou Tubeでラディタ先生の演奏する「Angkat-ankatan」をチェックすると冒頭の2フレーズがまだ足りない。
この「Angkat-angkatan」は、ラディタ先生が10個のアンカタンをつなぎ合わせて作った曲で、私の以前からの目標の曲でもある。
どうしてもこの曲に使われている全てのフレーズをマスターしたいので、次回にお願いする予定。


その後は、久しぶりにPemungkahから合わせていく。
Pemungkah~Delemの曲まで、この部分は毎日家でかかさず練習しているので、手はだいぶ慣れてきている。
出来るだけ手元を見ずにダランさんのワヤンさばきを想像しながら合わせる。

途中、ラディタ先生が目を閉じた。
本気になった証拠。
こうなると、スピードは容赦なく、恐らく本番のワヤンでもこれくらいのスピードだろう、と必死でついていく。

きっとラディタ先生の頭の中には、ダランさんが操るカヨナンを始めとするワヤン達がはっきりと描かれているのだろう。
パングルさばきに熱が入る。


ぞくぞくする瞬間。



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*****



こちらがラディタ先生の「Angkat-ankatan」。



私はこの映像を見て、この人にグンデルを習いたいと強く思った。
そしてその願いは叶った。
やっぱり私は、この様に美しいパングルさばきが出来る人を未だかつて見たことがない。