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本日の練習曲【Sri Kandi】

2015年 05月28日 17:10 (木)

2週間ぶりの練習は、まずはSita ManggaliのSangsihから。
この曲、後半の鬼の様なコテカンがPolosよりSangsihの方がやや簡単。
といっても勿論私にはまだまだ難しく、うまくPolosと合わせられない。
どうしたら早いパングルさばきと共にしっかりと音が止められるか・・・

なんて悩んで試行錯誤していたんだけど、先週のWayang Ramayanaの練習でRaditha先生やRaditha先生のお兄さん、甥っ子君の演奏を見ていて気付いたこと。
鬼のコテカンの時はみんな明らかにパングルの持ち方が違う!
普通は鳴らした音が止められるように中指、薬指、小指は伸ばした状態でパングルを持つのだけど、早いコテカンの時はそれらの指を折りたたんでる。
しかも手が内側にちょっと傾く。
(説明が下手ですみません・・・)

で、早速私も真似してやってみたら・・・
明らかに前より早く叩けるようになった!
これは嬉しい発見。
でも気を抜くとメロディーが崩れてしまうのでしばらくはSita Manggali毎日練習だな。

で、次は何の曲?と言われたので、ずーっと前から演奏したくてしょうがなかったSri Kandiをリクエスト。
この曲、この前あった学生さん達のグンデルワヤンの大会での中学生部門の課題曲。
私はその時初めてこの曲の名前を聞いたので、家に帰ってCDを聞いてみるとめちゃくちゃいい曲。
いかにもカユマス~、と言った感じの凄く美しい曲。
その日から家事の合間(主にアイロンがけ中)や夜寝る前に、ずーっとリピート。
という日々だったので、教えて貰えるのが嬉しくてしょうがなくてニヤニヤしてた。(と思う)

メロディーは頭に入っているけど、実際叩くとなるとやっぱり難しい。
早く上手く演奏出来るようになりたい!と気持ちばかりが焦って失敗が続く。

うーん、ちょっと休憩、と休んでいた時にKさん登場。
Kさん、今はスカワティが練習の場なので「カユマスの曲だいぶ忘れちゃいました~。」と言っていたので今日の練習に誘っていた。
ちょうど2日後に急遽Upacaraでの演奏が入ったので、(Kさんも参加)ナイスタイミングということでそのままUpacaraの為の練習をすることに。
(Sri Kandiは来週までおあずけ)

Upacaraはムセカット(??だったかムシカットだったか、とにかく初めて聞くもの)で、始まるのは朝の6時半から。(は、早い・・・)
メンバーがRaditha先生、甥っ子M君、Kさん、私なので、この4人が共通して知っている曲となる。
何があるかな・・・と考えながら、まずはMerak Ngelo。
うん、OK。

それからSekar Sungsang Kayumas、Dongkang Menek Biu、Plasah、Alas Arum、Punyacah Parwa、Cecek Megelut。
→所々かなり微妙。

Angkulung、Sekar Taman、Cangak Merengang、Dalang Ngidih Nasi。
→音の強弱などの指摘が入るが、まぁ何とかOK。

Sekar Ginotan、Sekar Sungsang Sukawati、Partha Wijaya。
→これは本場スカワティのKさんに任せて私はKantilでこっそり。

で、最近一人でSangsihを探していたTulang Lindung。
いい機会だったのでSangasihを叩かせて貰ったんだけど、2ヶ所ほど全然Polosにはまっていない箇所が・・・
「はまっていないというか、Polosを少し変えただけでほぼPolosと一緒でしょ、それ。」とRaditha先生から指摘が入る。
自分では気付かなかった・・・
その2ヶ所はまたお家で探してみます・・・

とりあえず15曲。
これだけあればUpacara何とかなるでしょ。

その後は、Raditha先生がスリン(バリの縦笛)を吹き出して、私と甥っ子君がSita Manggaliを演奏。
Kさんも他のガムランをコンコン叩きだし(あれ何ていう楽器なんだろ)、姪っ子ちゃんも寄ってきてクンダンを合わせしばしセッション。
楽しい~!!
こういうの大好きー


バリは3週間ほど前から乾季に突入。
グンデルの音、ちょっとキンキンと乾いてきたなぁと思いつつ、
この日の練習は終了したのでした。


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Ngurah先生宅訪問

2015年 05月25日 17:05 (月)

ちょっと前のお話。
この日は、日本からのお土産を持ってNgurah先生のところへ行くことに。
娘が生まれてから一度も連れて行ったことのない不義理っぷりだったので、娘も一緒に。

「Om Swastyastu~」
と挨拶をすると、Ngurah先生が迎えてくれた。
日曜日だったので家族みんな揃っているかと思っていたけど、私達が着くちょっと前に奥様と子供さん達はお出かけしてしまったみたい。
残念。

私の娘に初めて会ったNgurah先生はことのほか嬉しそう。
今までの不義理をちょっと悔いる。

「ご家族は皆さん元気ですか?」
「みんな元気だよ。」
なんて話していた時に、ご近所さん達がバリの正装をして家の横を通り過ぎていった。
そういえば、家の前の道に神楽があったのでNgaben(火葬式)かなー、と思い、
「Ngabenがあるんですか?」
と聞いたら、
「あぁ、近所でね。でも僕は行かないけど。」
「え???」

いつもなら、Ngurah先生はUpacaraがあればその筆頭となって参加してるはず。

「実は病気なんだ。」
「え?誰が?」
つい、聞き返してしまう。

「僕が。5ヶ月前から心臓を患っていて、もうずっとUpacaraには参加していない。」
「え・・・」

以前、私がNgurah先生のところへ来たのが6ヶ月前だったので、その後しばらくしてのこと。
全く知らなかった。

「病院には行った?医者はなんて…?」
「医者には自宅で安静にするように言われている。」
言われてみれば、少し痩せたかもしれない。

「ここは風が入らないから、外に出よう。」
と、外のグンデルのあるところへ。

この時点で、かなり動揺してしまっていた私。
頭の中がぐるぐるしている。

「グンデル叩こうか。Dalang Ngidih Nasiは出来る?」
と言われグンデルを合わせる。
久しぶりにNgurah先生にお手合わせして貰うんだけど、いつもの力強いパングルさばきではない。
お次はKatak Ngongkek。
この曲もNgurah先生と合わせるのは初めて。
曲が終わるたびにぽつりぽつりと語り始める。

「実は、今はここ(外)へ来るのが精一杯なんだ。」
「もう5ヶ月間、家の外に出ていない。」
「ヒンドゥー大学へも5ヶ月間教えに行っていない。」
「Dalangももう出来ない。」
「今年の江ノ島でのバリ・フェスティバルでハノマンを踊るように言われていたけれど、もうそれも行けない。」
「踊りはとにかくもう無理だ・・・」

聞くたびに心が締め付けられる思いだった。
物心ついた時からバリの芸能に携わっているNgurah先生。
その中でも踊りはNgurah先生にとって特別なもの。
私もグンデルは自分なりに真剣に習っているけど、それとは比べ物にならないくらい、バリの芸能はNgurah先生の全て。
この現実を受け止める為にどれだけの葛藤があったのかは、私の想像外だ。

「ガムランを叩くのは大丈夫なの?」
「あぁ、ガムランはまだ何とか叩ける。」

せめてもの救い。

力なくではあるが、明るく努めているNgurah先生。
私が暗い顔をしていられない。

「Lotusyaは今もKembang Waruでグンデル習っているんだよね。」
「うん。」
「BAPOが亡くなる1週間前のことだけど、BAPOが突然一人の生徒さんを連れてここへ来てね、その生徒さんのことを頼むって。その時は、いきなりBAPOは何言ってるんだろうって驚いたけど、きっとBAPOはその時既に悟っていたんだろうね。」
「うん、きっと悟っていたんだと思う。」
なんて、しばしBAPOの思い出話。

「また新しいグンデル増えたねー。」
「あぁ、そう。最近のグンデルの値上がりには頭が痛い・・・」
「ほんと、私が4年前に買ったときは、今の半分の値段だったのに。ここのグンデルの調律はどうしてるの?私のグンデルは今、Pak Sukartaのところへ調律に出してるんだ。」
「Pak Sukartaは抜群に上手いからね。彼の息子も素晴らしい耳の持ち主。ここのガムランは全て彼の息子が来て調律してるんだよ。」
「そうなんだー。」
なんて、しばし雑談。


1時間ちょっとくらいいて、おいとま。
私は日本では医療に従事していたので、各疾患における日常生活の注意点などは多少の知識はあるが、それを伝えたところで大きなお世話だろう。
そもそも日本とバリでは医療においては大きな差がある。
バリの医師がダメといったものはダメなのだ。
それにNgurah先生の現状は、日常生活での注意というレベルではなく、外に出るのも一苦労な程の自覚症状がある状態。
ただひたすら安静が必要。

私に出来ることと言えば、こうして顔を見せにくることくらい。



*****


それから、あまり間を空けることなく娘を連れて再びNgurah先生のところへ。

「Om Swastyastu~」
と言って家に入ると、Ngurah先生が儀式の時にかぶるUdengの手直しをしていた!

「Ajik(普段Ngurah先生のことをこう呼んでます)、Upacaraに参加するの!?」
「あぁ、明日ワヤンがあるからね。」
「えぇっ!?ワヤンに参加出来るようになったの!?」
「何言ってるんだ、Lotusya。うちのSanggarは随分前からワヤンを披露しているよ。」
(どうやら前回、Dalangも出来なくなったと私に言ったことは忘れているらしい)

「あぁ、病気のことを言っているのか。ワヤンは座ったままだからね。大丈夫だよ。」
「そうか、Dalangもまた出来るようになったんだね。もうあちこち出歩けるようになったの?」
「時々ね。」
「よかった~。」

随分と調子が良さそう。

外に出ると、グンデルを習いに子供達が何人か集まっている。
パングルを持つ手もぎこちなく、どうやらみんな習いたての様子。

「新しい生徒さん、沢山来てるんだね。」
「うん、今は50人くらい習いに来てるよ。」
「50人!?凄いねー!!」
「甥っ子と手分けして教えてる。」
「甥っ子って、あの小さい子・・・?」
「もう今年中学に入るからね。」

甥っ子君もう中学生か~。初めて会った時はあんなに小さかったのに。

「Ajik、以前と比べると随分体の調子がよさそうだね!」
「うん、家でTherapy(マッサージのようなもの)を受けているからね。まだ踊りを踊る勇気はないけど。」

とはいえ、以前よりも見違えて活き活きしている。
力強いパングルさばきも戻ってきた!

「子供達がこうして沢山集まって賑やかなのが、何よりの薬だよ。」

うん、同感。
まだ完全に本調子と言うわけではないけど、取り合えず一安心。


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日が暮れて暗くて見えにくいですが・・・
元気になったNgurah先生。
本当によかったー!!



今週の自宅練習

2015年 05月22日 16:53 (金)

今週はRaditha先生の都合により練習はお休み。
なので、ひたすら自宅で一人で練習。
Sita ManggaliのSangsihは何とか一通り出来るようになったので、前回録音していたPolosと合わせてみたり。
あとは、しばらく叩いていなくて忘れがちな曲を練習してみたり。
(BrisrawaとかAlas Arumとか、しばらく演奏していなくて所々あやしい部分が・・・)
スカワティの曲も最近演奏していなかったので、練習してみたり。
(Sekar GinotanのKebyarなんかがかなりやばめ・・・)

練習に行って新しい曲を習うとどうしてもその曲ばかりの練習になってしまうので、こういう時間は大切。
ただでさえ私は1曲1曲の完成度が低いのでなおさら。
来週の練習の時まで取り合えず今まで習った曲を全部おさらいする勢いで!
ひたすら練習あるのみ。


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子供達のグンデル教室

2015年 05月20日 12:06 (水)

Raditha先生は毎週金曜日と土曜日の夕方にDinas Kebudayaanで子供達にグンデルを教えている。
今回はこの子供グンデル教室に付いて行ってみた。
(この教室の後にWayangの合同練習があるというので)

このグンデル教室、なんと無料!
なので、もの凄い数の子供達が集まっていた。
年齢は5歳~中学生位かな?
50人位かな~、と聞いていたけどもっといそうな気がする・・・

ステージの上には12台のグンデルが置かれていて、交代で練習していく形式。
「グンデル余ってたら私も練習に参加していい?」
と言っていたけど、当分順番は回ってきそうにない。
(というか、グンデル余るかな・・・)

殆ど初心者ばかりとのことで、曲はTulang Lindung Kayumasの簡単な方。
私もついこの前練習したばかりなので耳に新しい。

12台のグンデルは直ぐに埋まり、ちびっ子達が元気よく叩き出す。
かわいい!
1グループの持ち時間は15分程度。
12人に対する先生は通常4人。
一人の先生が3人の生徒に教える計算なのだけど、先生は時間通りには来なかったりするので最初はRaditha先生とサヌールのおじさまの2人でみんなを見ることに。
当然手が足りない。

曲は知っていても、教えるとなると話は別だし、間違えたこと教えたら大変だから手は出さないと決めてたけど、ついつい気になって目の前の子にこっそり教えることに。
子供達は、初めて見る外国人のおばちゃんに怪訝な顔をする子もいれば、にっこり笑ってくれる子も。
(殆どの子が怪訝な顔してたけど・・・)
教える場合、グンデルは反対から叩くので、いつもと左右が逆。
最初は戸惑ったけど、だんだん慣れてきた。

それにしても凄い人数だなー。
何クールも回って、後半になると上手な子もちらほら。
結局、7クール目でようやく1台のグンデルが空いたのでそそくさと座る。
(ということは本日の参加者は83人!?)

最後のクールなので小学生~中学生位の子供達。
Tulang Lindungはもうマスターしていて、(1章のみ)さらに別の曲を練習。
Serasar(スペル分からず)という初心者向けの曲。
初めて聞く曲だけど、CrcukpunyahとLelasan Megat Yehの1フレーズを足して2で割ったような感じだったので、何とかついていけた、かな?
夕方6時から始まり、終わったのは8時頃。

バリの伝統文化を残していく為にはいい企画だとは思うけど、
これは先生方は大変だな~。
でも、みんなこれからも続けて、グンデルをもっともっと好きになってくれるといいなー。


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Wayang Ramayana 練習見学

2015年 05月16日 17:06 (土)

ある日の夕方、ちょっとした用事があってRaditha先生のところへ行った時のこと。
そろそろおいとましようかなー、と思っていたらRaditha先生が、
「この後大勢で集まってガムランの練習があるけど見に来る?」
と誘ってくれた。
「来週、バタム島(シンガポールの近く)のお寺で演奏することになってるんだ。」
「ガムランて何のガムラン?」
「知らない。」

まぁ、ガムランだったら何でもいいかー、と思い付いて行ってみることに。

練習場は、デンパサールにあるDinas Kebudayaanというところ。
(Dinas=局、Kebudayaan=文化なので、さしずめ文化センター?)
練習場に着くと、何とワヤンとグンデルが準備してあった!!

ワヤンの練習風景が見れる!!
これはラッキー
付いてきてよかった!!

総勢27人でバタム島へ上陸するとのことで、その日は練習初日。
その日集まっていたのは青年~おじさま方20人程。
Raditha先生の家からは、Raditha先生のお兄さんや甥っ子君などが参加。
以前のWayang malamで会った事があるサヌールのおじさまもいる。
Dalangさんは、こちらもまた前回のWayang malamの時と同様、Pak Kembar。
と、見知った顔がちらほら。

そんな中に紅一点、めちゃくちゃお美しい素敵女子発見!
綺麗な女性に目がない私はついつい見とれてしまうー。
(そういう趣味がある訳ではありません。「目の保養」的なオッサン思考なんです。)
バリ人のAちゃんは、Dalangの勉強をしているとのこと。(もう立派なDalangとして活躍中)
女性のDalangさん初めて見た~
しかもこんなに美人さん・・・(しつこい)

まずは練習初日なので、この公演が無事成功するようにとBantan(お供え物)を備えてお祈り。
参加者全員にTirta(聖水)が振りまかれる。
ただの見学者の私も聖水を頂けました~

まずは演奏者の選出。
真っ先に名前が上がったのはRaditha先生。
さすがグンデル界のエース。
お相手は色々意見が交わされて、お兄さんに決まった。

楽器はグンデルの他にも、クンダンやゴンやチェンチェンといったものが用意されていて、どうやらBatel形式。
と言うわけで、ワヤンのストーリーは「ラマヤナ」。
序章でSita Manggaliが演奏される。
ちょうどSita Manngaliを習っている最中だったので、なんとタイムリー。
しかも大人のWayang Ramayanaの練習を見る機会はなかなかないので、嬉しい限り。

演奏の要であるクンダン(両面太鼓)とグンデルの掛け合いが綿密に調整される。
時折、Dalangさんからここはこうして、と指摘が入ることも。
Sita Manggaliの後はPemungkah&Kayonan。
殆ど、Wayang Parwa(一般的なワヤン)と一緒だけど、他の楽器が入り乱れての演奏なのでちょっと雰囲気が違う。
そして、すぐにAlas Arum。
そのタイミングもDalangさんとばっちり合わせる。
かっこいい!!

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と、ここでコーディネーターらしき人から提案が。
ケチャを挿入すると。
一般的なケチャダンスのストーリーもラマヤナなので、Sita姫がさらわれてハノマンが登場する場面はケチャで表現しようというもの。
面白い!
演奏者は、というとケチャに参加したことのある人は殆どいないみたいで、一瞬戸惑った様子だったけど、若い子達は全員乗り気で早速チャ、チャ、チャ、と始まった。
それにつられておじさま達もチャ、チャ、チャと始まり大合唱。
元々音楽に長けた人達の集まりなので、リズム感はバッチリ。

コーディネーターの方は踊りの心得がある様で、指示に従いながらみんなでチャ、チャ、チャ。
次の日にはそれなりのケチャの合唱となっているのだから、やっぱりバリ人は凄い。(練習は連日見学させて貰ってました。)

ケチャの輪の中ではお美しいAちゃんと、2日目から参加のめちゃ可愛の姪っ子ちゃんの紅二点。
Aちゃんは踊りの心得もあるみたいで、Sita姫がさまになっている。
これは豪華~

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物語の最後はケチャから再度Wayang に戻されて終了。
こんな面白豪華な公演初めて観たー!!(練習だけだけど)

 

今日はいよいよその公演の当日。
成功をバリ島より祈っています~





今日の練習曲【Sita Manggali Sangsih】

2015年 05月15日 16:23 (金)

いくら練習しても自信が持てないSita Manggaliのプゲチェ(後半)。
この日も、合わせても合わせても音が思うように止まらない。
ただ音はもう覚えていたので、後は自分で練習してねってことで
Sangsihに突入。

少しずつSangsihの音にも耳が慣れてきたのか、以前よりはすんなりと覚えられるようになってきた。
自分で探すのはまだまだ無理だけど。

まずはプガワッ(前半)。
プゲチェは宿題。

ちょっと離れたところで、甥っ子君が私達の演奏に合わせてクンダンを叩く練習をしている。
勉強熱心!
なんかいいな、こういうの。


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ある日曜日の練習

2015年 05月11日 17:06 (月)

とある日曜日のこと。
その日は朝からウブドに行く予定があったので、その帰りにスカワティのSarga先生のところにでも寄ろうかと考えていて、KさんにSarga先生の予定をそれとなく聞いてみると、
「日曜日ならSarga先生は僕の家に来る予定ですよ。一緒に練習しますか?」と。
聞いておいてよかった!
そのまま行っていたらSarga先生に会えないところだった。

なので、日曜日はお昼からKさんの家で練習することに。
Sarga先生はKさんの家を知らないので、まずは近くのRaditha先生の家に集合。

Sarga先生はまだ着いていなかったので、先にRaditha先生とKさんと3人で演奏を始める。
まずはその頃私が習っていたDalang Ngidih Nasi。
ダウン(鍵盤)の芯をとらえていない!とRaditha先生から注意が入る。
お次はKさんの十八番、Sekar Ginotan Sukawati。
ちらっと演奏して、Kさんから指摘が入る。
「テンポがおかしいと言うか、1音1音がつんのめっている感じ。ゆっくりいきましょう。」
Kさんは日本でもずっとガムランの演奏をしていた経験があるので、大先輩。
普段からRaditha先生にも、先走りすぎだと注意されていたけれど、
やっぱり日本人同士、表現が凄く分かりやすい。
なるほど、テンポを一定に保とうとしてはいるものの、その中でも1音1音が先に行こうとしているのかー。
ありがたいアドバイス。
もう一回Sekar Ginotanで、テンポに注意してみる。
その演奏の途中でSarga先生が到着。
Sarga先生の生徒さんであるT子さんも一緒。

T子さん、初めましてーという暇もなく、Sekar Ginotan Sangsihをさらりと合わせてくる。
しかも鋭いパングルさばき!
凄いー!!

随分長い間、ガムランを習ってらっしゃる様子。
で、Sarga先生に「お久しぶりですー。」とご挨拶。

実はちょっと前にKさんから、「Lotusyaはいつになったら習いに来るんじゃ!あれから(パングル買った時)もう2週間も経っているのに!!」とSarga先生が言ってたよー、と聞いていたので、その話をどう切り出そうかと迷っていた。
(やっぱりやんわりと、今じゃないと断ったのは伝わっていなかったー

そこへRaditha先生が冗談で、
「Lotusyaはこちらの先生は知ってる?」と。
「もちろん知ってますよー。めちゃくちゃ知ってます。」
「そうかー、知ってるのかー。もしLotusyaがもっと上手くなって、本場のスカワティの曲を習いたい時は、Sarga先生のところへ行くといいよ。昔の僕みたいに。」
とナイスアシスト。
Sarga先生も「そうか」という表情をしている。
よかった、今はその時ではないということが伝わった様子。

「Lotusya、Pemadeに来い!」
と呼ばれ、みんなで一緒にKrepetan。
その後、Sarga先生とRaditha先生が何曲か戯れて、そろそろKさんのところへ行こうかー、ということに。

私とRaditha先生はちょっと遅れて行く。
(Kさんの練習時間を邪魔すると悪いので)

Kさんのところへ着くと、T子さんはもう帰っていて、Sarga先生とKさんがスカワティの曲を次々と練習していた。
何でも、今は新しい曲に進むことは許されておらず、今まで習った曲が完璧に演奏出来るようになるまでひたすら練習しているのだとか。
「わしはPolosが寝てても叩ける(夢に出てくるくらい)ようにならないとSangsihを教える気はない。」
と、Sarga先生談。
なので、一曲一曲の完成度が高い!
一番理想的な練習方法だと思う。
私は訳あって今のような先を急ぐ練習方法を取っているので、ちょっと羨ましい。

そんなSarga先生とKさんの演奏は、聴いていて気後れしてしまうくらい凄かった。

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圧倒的な演奏をみせてくれたお二人。

最後に私もRaditha先生と1曲披露となったのだけど、2人の演奏にあてられてしまったからか上手くいかず、もうグダグダ…
私も、これは!っていう曲を作らなきゃなぁ。


でも、たまにはこうしてみんなで練習ってのもいいなぁ。


バリの騒音問題!?

2015年 05月09日 12:34 (土)

グンデルの音は結構大きい。
叩いていたら、他の音は耳に入ってこないくらい大きい。
なので結構ご近所迷惑になるのでは…?
なんて思うのだけど、バリでは一切問題なし。

なぜなら宗教音楽だから。

現在では、観光客相手にガムランや踊りが披露されることがあるけれど、
もともとは全て神様に奉納されるもの。
なので、グンデルの練習も神様の為のもの。
誰も文句なんて言いません。

多宗教国家であるインドネシアでは、他宗教に寛容でなければ生活は出来ない。
朝の5時くらいから、近くのモスクではアザーン(でしたっけ?)が流されるし、6時になると、近所のバンジャールからはトゥリサンディアがMerak Ngeloと共に流れてくる。

他の宗教に対する敬意がとっても大切。
(気にしてないってだけかもですが…)

私の住んでいるところの隣は、キリスト教系列の孤児院なんだけど、
そこの寮母さんなんかは、
「ガムラン演奏しているのは、YOU!?(何故か彼女は私のことをYOUと呼ぶ)
いいわね!!」
「最近、練習していないんじゃないの?ガムラン聞こえてこないわよ!」
なんて、会うと言ってくる。

「毎日、練習してますよー。」
「そうなの?もっとしなさいよ!」
なんて。

とっても寛容。

グンデル叩いてて、ご近所さんと騒音問題でトラブルなんて、
バリではまずないだろうなぁ~。

ありがたい環境!!



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今日の練習曲【Sita Manggali続き】

2015年 05月07日 15:19 (木)

まずは、先週のおさらい。
Sita Manggaliのプガワッ(前半)を合わせる。
一人での練習では分かりにくい、音を大きくするタイミング、止めるタイミング、速さなどに集中。

それからプゲチェ(後半)。
録画したものを見ながら音は覚えたけど、合わせるとなるとまだまだ。
この曲のプゲチェは、左手が主旋律、右手が鬼のように速いコテカンなので、手が全然ついていかない。
Sangsihが上手く入らない部分も多く、ひたすら合わせる。


途中でいつもの男の子が来て、練習を交代。
なんと、Merak Ngeloを練習中だという。
早いなぁ。
確か私がMerak Ngeloを教えて貰ったのは、習い始めて1年くらい経ってからだった気が。
この曲はNgurah先生に教えて貰ったので、Raditha先生とはスタイルがちょっと違う。
なので、ちょうど良かった!
Kembang Waruのスタイルを覚えるのにいい機会。
1時間の練習が終わると、お父さんがお迎え。
お父さんはちょっと厳つく、手足にはタトゥーがちらほら見え隠れ、短髪で何故か襟足だけ長い・・・というスタイルなのだけど、教育熱心!
見た目では判断できない。
バリの伝統芸能を守っていきたいという気持ちは一緒。


その後は、ひたすらプゲチェを合わせる。
右手のコテカンに集中すると左手の旋律が乱れるし、左手に集中すると右手がついていかない。
難しいなぁ。
でも、このコテカンが上手くきまるようになれば、ワヤンに一歩近づくような気がするので、ここはひたすら練習あるのみ。



矯正中の左手は随分と自然に伸びるようになってきた。
自宅での練習では、Sita Manggaliと同時にTulang Lindung SukawatiのSangsih探しの日々。
Raditha先生からは、
「まずは人の真似をしてみて、それから自分のスタイルを探すといいよ。」
とアドバイスを貰っていたので、CDを聞いたり、You TubeなどでTulang Lindungの画像を探してきては真似してみてる。
色んな人のSangsihを見て、好きなフレーズを組み合わせたり、私には難しい手技はちょっと簡単にしてみたりして、何とか8割がた自分のスタイルが確定してきた・・・かな?
次回、Upacaraで演奏する機会があったら披露出来るように。
あともうちょっと。


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I Wayan Sarga師宅訪問 ~Part-3~

2015年 05月05日 16:06 (火)

3回目のSarga先生宅訪問は私一人で。
パングルを求めに。


と言うのも、前回Nさんと一緒に訪問した時に、Sarga先生からしきりにパングルをアピールされたのがきっかけ。
Sarga先生が使用しているパングルは、マダス(だったっけ?スペル分からず)という特別な木から出来ている。
このマダスという木、かなり希少価値が高いらしくKarangasamまで探しに行かなければならないらしい。
Sarga先生は古い写真を指し、
「これが若かりし頃のわし、これがLocengおじさん、親父もいる。このマダスのパングルは先代の頃から使っているが、まだまだ現役。つまり50年は使えるということだ。」
「このマダスという木は不思議とグンデルと相性がいいんだ。」
などということを教えて貰った。

確かに、Sarga先生のパングルは年季が入っていて、古くから使われていることが伺える。
しかも、このパングルで叩くと跳ね返りが凄く、音はもの凄くいい響き。

そこへSarga先生がニコニコしながら、
「この木がマダスじゃー。」
と50cmくらいの木を持ってきた!

「この木を使ってパングルを作るぞ!Kはもう買っていった!!」
なんて言われてしまった。

そんなこと言われたら欲しい~~~


っていう話をRaditha先生とNさんと一緒にしていたら、Nさんに
「Sarga先生のところへ買いにいけば?」
と言われた。
「え、でも弟子でもないのに図々しくないですか?」
「そう?私だったら欲しかったら買いに行くけどな~。」

そうか、じゃあ勇気を出してお願いしに行ってみようかな、
てことでこの日は一人でSarga先生のところへ来た。
前日は緊張で殆ど眠れなかった小心者の私。
でも、来てしまったのだから勇気を振り絞るしかない。

家に入っていくと、Sarga先生はちょうどバイクを洗っているところだった。
「おぉ!どうした。遊びに来たのか~。」
なんて笑顔で迎えてくれる。

手土産を奥様に渡すと、
「どうしたんだ、そんなもの持ってきて。ここには気楽に来ればいいんだぞ。」
「はい、実は今日はお願いがあって来ました。」
「ん?なんだ?」
「マダスのパングルを作って頂きたくて。」
「ん?パングル?」

ちょっといきなり過ぎてぶしつけだったかな…
でも社交辞令は苦手だし、言ってしまったので仕方ない。
なんて思っていたら、Sarga先生が奥様に指示してパングルを持ってきた。

「欲しいのはこういうパングルのことか。」

Sarga先生の手にあるのは普通のパングル。

「いえ、こういった普通のではなくて、マダスで出来ているやつです。」
「そうか、マダスか…」

前回、Nさんと私に語ってくれたマダスのことは忘れているのか、なかったことになっているのか、Sarga先生はマダスについて語りだした。

「マダスの木は牛使いが牛を叩くのにもよく使われる。1度マダスで叩かれた牛は、次からはマダスを振りかざしただけで働くようになる。」

つまりそれだけ堅い木なのだろう。
Sarga先生の使い込まれたマダスのパングルを見ながら、
「まぁ、グンデル叩こうや。」
とかわされてしまった。

まぁ、仕方ない。
私の切り出し方が悪かった。
その昔、BAPOがマダスの木を持っていたとき、かのLoceng先生はマダス欲しさにBAPOのところへ何度も足しげく通ってきていたという話をRaditha先生から聞いていたので、そもそも私の様な小娘ごときが簡単に手に入れられるものではないということは分かっていた。
これは長期戦になるかなぁ。

それはともかく、Sarga先生とのマンツーマンの練習なんて私にとってはご褒美でしかないので、今は演奏に集中。

まずはKejojor、Partha Wijaya。
強弱をもの凄く分かりやすく教えてくれる。
お次はSekar Ginotan、Sulendro。
どっちも思い切り間違えてしまって、「何しとるんじゃ!」と叱られる。
Sekar Sungsangでつっかえながらも何とか最後まで通すと、「やれば出来るじゃないか」と笑われる。
最後はKrepetanだったが、前日全然寝てなかった為か、そろそろ集中力が切れてきて最後の音を思い切り間違えたー。

そしてしばし雑談。
「もしLotusyaがスカワティの曲を習いたかったら、ここへ習いにくるといい。」
「Upacaraなんかもいっぱいあるから、その時も演奏しに来い。」
「うちに来るとなったら、Radithaにもその旨を伝えて許しを乞うんだぞ。」

あれ?
いつの間にそんな話に?
確かに、KayumasでWayangに参加出来るようになったら、Sarga先生のところへスカワティの曲を習いに行こうと決めていたのは事実。
そのことはRaditha先生にも伝え済みで、スカワティの曲はKembang Waruでは今のところ打ち止め。
でも、今は時期早々。
今どちらも取ったらどちらも中途半端になってしまうのは目に見えている。
なので、
「(今はまだその時期ではないので、)その時が来たら必ずここへ習いに来ます。」
と言ったのだが上手く伝わっただろうか…(不安)

その時点で日が暮れてきたので、じゃあそろそろおいとましようかなぁと思い、
最後に
「では、もし次回、マダスでパングルを作るとなったら是非私の分もお願いします。」
とSarga先生に伝えたところ、
「次回?作るの待っていたら時間がかかるだろう。今ここにあるのを持っていけばいい。」
と1組のマダスのパングルを差し出してきた。
「いえ、2組欲しいので、次回作った時にお願いします。」
と言ったら、
Sarga先生は「?」と言った顔をして、
「ここにあるだろ。」
と12本のマダスパングルを出してきた!

「えーーー!!!こんなにあったの!?」
「そうじゃ、ははは!しかも後ろを見てみろ。ついさっき弟子がパングルの持ち手の木を持ってきたところだ。これでさらにマダスパングルを作れるからな。」
「この木がなかったら、ないと惚けるつもりだったけどなー。お前は運がいいなー。」
「この中から好きなの選んでいけ。」

力が抜けた…
でも直ぐに嬉しさがこみ上げてきて、
「超嬉しい!!ありがとうございますー!!」
とパングル4本を選んだ。
お値段は普通のパングルの4倍。
でも普通のパングルが数年でボロボロになってしまうのを考えると、50年はもつであろうこのパングルは決して高い買い物ではない。
しかも文句なしに音がいい。


Terima Kasih Pak Sarga!!




*****



こちらがマダスのパングル。

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右側がマダスパングル。
左側がカユマスで作ったパングル。
スカワティのパングルの方が持ち手のふくらみが上部の為、
おのずと短く持つことになる。

最初は木がまだグンデルに馴染んでいない為、少しキンキンとした音。
通常のパングルなら、1ヶ月程で馴染んできて音がマイルドになってくるのだが、このマダスパングルは相当木が堅いためか、数ヶ月経ってもなかなか音が馴染んでこない。
これは育てがいがある。

しかしこのパングル、スカワティスタイルで作ってあるので、なかなか手に馴染まない。
叩きにくいことこの上ないのだけど、色んな形のパングルに馴染んでおくのは大切なことなので、頑張って使い続けている。
音は抜群にいいし。
しかも、使いにくいパングルを使い続けていたせいか、カユマスのパングルを持つと使いやす過ぎて、ちょっと手が軽やかに!
これは嬉しい効果。

そして一つ発見。
スカワティの曲はスカワティのパングルの方が演奏しやすく、カユマスの曲はカユマスのパングルの方が演奏しやすいということに気付いた!
(私見です。)

やっぱりパングルもそれぞれに合わせて作ってあるんだなぁ。
なので私もそれぞれの曲に合わせてパングルも使い分けすることに。

たかがパングル、されどパングル、なのである。