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バリ島あれこれ ~妊娠・出産編~

2017年 05月17日 10:40 (水)


まだもうちょっと生まれるまで時間がありそうなので、
バリ島での出産に関して私の経験をちょっとだけ。


前に妊婦は一定の寺院や儀式に参加できないことをちらっと書いたけど、
その理由としては・・・
(あくまでも我が家の場合)


プラ・ダレム禁止
→死者の寺院なので、説明は必要ないか。
日本では妊婦はお墓参り禁止とかはないかと思うけど(多分)、
バリ島ではちょっと違ってくる。
いまだにブラックマジックとか普通に浸透している文化なので。


Ngaben(火葬式)参加禁止
→まぁ、これも同じような理由。
日本では妊婦がお葬式に参加する時は鏡をお腹に置いておくとかあるかと思うけど、
バリでの儀式はかなり濃いので。
バリ人の通過儀礼の中で一番大切とされているNgaben。
妊婦じゃなくても、かなりの体力を使う大きい儀式だし。


Potong Gigi(歯削りの儀式)参加禁止
→Potong Gigiに関しては以前にも書いたことがあると思うけど、バリの成人式。
犬歯を削ることによって、理性のきかない獣から人間へと生まれ変わるというのが儀式の大きな目的。
バリ人は結婚前に必ず行わなければならないが、生まれ変わる儀式というだけあって、それまで獣であったものを一旦死んだものとし、新たに人間としてこの世に誕生させる。
なので、魂が凄く無防備な状態になる。
悪いタイプの呪術者はその隙を狙ったりするので、そのとばっちりを受けないように。
胎児とか赤ちゃんとかは悪いタイプの呪術者にとっては格好のターゲットなので。
(時々、小さくして亡くなった赤ちゃんのお墓があらされたとか驚きのニュースが新聞に載っていたりする国。)
現在はそこまで考えてポトンギギの儀式をすることも少なくなってきたけど、やっぱりここはバリなので、言われれば従うに越したことはない。


後は、インドネシアあるあるかな?
妊婦は炭酸を飲んではいけないとか、パイナップルを食べてはいけないとか・・・
理由はよく分からないけど信じられていること。

何となく分かるけど、絶対ダメって押さえつけられると精神的にきついものがある。
(特に妊娠初期のつわりの時期とか。)
夫は考えなしに(というか赤ちゃんのことを考えすぎて)炭酸絶対ダメ!!派だったけど、これはドクターに確認して論破。
もちろん糖分が多いので飲みすぎは良くないけど、つわりで気持ち悪いときにすっきりさせる為にちょっと飲むとかは別に問題なし。
コーラにはカフェインが含まれてるらしいから、たまにスプライト系を飲んでた。

パイナップルは体を冷やすから?よく分からないからあまり気にせずに。
あと、サテ(串物)はダメってのもあったな。
(これは生焼けの場合、トキソプラズマが怖いってので理解できるけど、たまに食べてた。)
特にサテ大好き!って訳じゃないけど、完全に禁止!!ってなると精神的にキツイ。
まぁ、生ハムとか生サーモンとかはインドネシアじゃなくても怖いからできるだけ避けてたけど。

ぜーったいダメなのは、マンゴスチンの皮。
マンゴスチンの皮には強力なデットクス効果があるので、体の中の異物を出そうとするから妊婦は絶対禁止らしい。
(義母さんいわく)
これは普段から摂取していた訳じゃないから生活に影響なし。


あと感心したのは、インドネシアでは妊婦は積極的にKacang Hijau(緑豆)を取るように昔から言われてたこと。
つわりでの吐き気を抑えると言われているらしいんだけど、実はKacang Hijauには多くの葉酸が含まれている。
最近でこそ妊婦の葉酸摂取の大切さは知られているけど、そんなことを知らなかったであろう昔からインドネシアの女性は経験上分かって語り継がれていたんだろうね。


その他には、妊婦は人の悪口を言っちゃいけない(言った悪口が子供に跳ね返ってくる)とか、玄関の前に座ってはいけないってのもあったな。(霊関係の通り道だから?)


あとこれは文化的なことなんだけど、どうしても受け入れられなかったインドネシアの文化・・・
それは、陣痛が始まったら親族みんなが病院に集まって妊婦の応援をすること。
普段から病気や怪我で入院となったら家族が病院で寝泊りする文化があるから分からないでもないんだけど、出産なんて超プライベートでしかも陣痛なんて人生において一番しんどいことでナイーブになっている時なのに・・・
そんな時にそばであんまり面識のない親戚のおじさんとかが「頑張れ!」とか言ってるなんて、受け入れるのは絶対無理。
(病衣の下は裸だし。色々医療処置とかもあるし。)

日本だと陣痛室(っていうのかな?)への立ち入りは夫と実母のみ、かと思うんだけどインドネシアでは誰でもOK。
お友達なんて、出産時に夫の会社の上司が応援にかけつけたらしい・・・
ありえない・・・

で、これを夫に分かってもらうのが本当に大変だった・・・
一人目の出産の時はもう大喧嘩。

「何で僕の家族が来ちゃダメなんだ!!」
「そんなに僕の家族が嫌いなのか!!」
なんて。

いや、そうじゃないんだよ。
日本人的感覚じゃありえないことなんだよ、産むのは私なんだからそこは日本のやり方でお願いしたい、って言っても全然理解してもらえなくて、これが一番辛かった。

結局、大学で日本語講師として働いているバリ人のお友達(彼女が私達夫婦のキューピッド)に、「日本の文化」なんかを説明してもらい、その他の日本人の奥さんにも説明を受け、(「ありえないよねー。」みたいな。)ようやく納得。(自分の家族が嫌われているわけではないと。)

あー、大変だった。

で、実際には当時義両親はジャカルタに住んでいたので、夜に病院に入った時点でフライトが間に合うわけもなく、次の日生まれてから到着。
案の定病院ではナースに、「え!?付き添い旦那さんだけなの!?大丈夫?(何が?)凄いわね!怖くないの?」なんて言われたけど。
何事もなく無事出産。


なんて、長々とだらだらと書いてしまったけど、バリ島での妊娠・出産に関するあれこれはこんな感じ。
今回の出産も無事に過ごせますように~。



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バリに戻りました~!

2017年 03月02日 12:13 (木)


約1ヶ月ちょっとの日本滞在を終え、つい先日バリへ。
寒さが苦手な私は、温かさを求めてバリに移住したというのもあり、
6年ぶりの日本の冬に体調を崩す予感しかなったのだけど、何とか大きく体調を崩すことなくバリへ戻れたことに感謝。
(バリから持ってきていたプロポリスを毎日飲んで、ビタミン補給でみかんを毎日食べたから?)

というか、かなり日本の冬にびびっていたけれど、あれ?冬ってこんな感じだったっけ?というくらい寒さは思っていたよりも厳しくなかった。

私が小学生の頃は冬といえば常に道路に雪山が積み上げられており、早朝から除雪車が行き交い、道路にはお湯がまかれ、信号機は縦仕様になったりと、かなりの冬っぷりだったのだが、考えてみたら地元を出てから早20年余り。
ずい分と温暖化が進んだんだなぁ、としみじみ。


今回はバリ戻りの日を前もって決めていなかったこともあり、帰りのチケットはLCCのAir Asiaを利用。
日本からガルーダエアラインの片道チケットは驚くほど高くて断念。
今話題のクアラルンプールでの乗り換えも特に問題なく、思っていたよりも快適なLCCでの空の旅。
途中トランジットがあり13時間ほどかかるのがちょっと厳しかったけど、値段が1/4ほどなのを考えるとこれはこれでありだな~。
(でもやっぱり次はバリから往復ガルーダを買おう。)


で、約1ヶ月ぶりのバリ。

生ぬるい。
何もかもが。
空港でのスタッフの対応から気候まで何もかも(笑)
このむわ~っとした空気に包まれて、「あぁ、バリだなぁ・・・」と。
体が一気に緩む~

で、昨日は久しぶりにグンデルを触ってみたんだけど、
「えー、こんなに音が響くもんだっけ?」
と驚き。
日本じゃこんなに大きな音は久しく聞かなかったからね。
(ご近所さんから苦情がきてしまうくらいの音量・・・)
しばらくグンデルも私もお互いに人見知り状態でぎこちなかったけど、そのうち感覚がもどってきて、「あぁ、やっぱりグンデルはいいなぁ。」とまったり。

留守にした1ヶ月の間に植物もかなりの成長っぷりで、窓から見えるハイビスカスがもっさり!!
剪定しなければ。

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先日の長時間のフライトで足がパンパンにむくんでいて、今日は早速フットマッサージ(1,000円くらい)に行く予定。
楽しみだな~


タバナンの夜

2016年 09月13日 17:39 (火)


「今週の土曜日に、タバナンでペンタスがあるんだけど、一緒に行く?」
とラディタ先生に誘われて、面白そうだったので
「行きたい~
と言ったはいいけど、タバナンに縁もゆかりもないのだけれど、突然知らないところのペンタスを観に行っても大丈夫なのかな?と思い聞いてみると、

お客さんの案内でラディタ先生の運転でタバナンに送ることになっているのだけど、運転に自信がないらしく、何かあった時のための運転の交代要員が欲しいということで、先方の許しも得ているとのこと。

まぁ、そういう事情なのなら大丈夫かな、と思いついていくことに。
お客さんの情報は避けるけど、え・・・と、その方は私の憧れで尊敬するお方じゃないですか。
すっごく楽しみ!!
ということでうきうきで土曜日にタバナンへ出発~


夕方にデンパサールを出発し、タバナンに着いた時は既にあたりは真っ暗。
そんな真っ暗な中、とあるお宅に大勢の人が集まっていた。
どうやら、タバナンのとあるサンガールの創立記念のための舞台の様子。
思い切り部外者でついてきただけなんだけど、勧められるままにご飯を食べる。

こちらのサンガールは多くの外国人も受け入れているようで、何人かの欧米人や日本人のメンバーの姿も!!
これはペンタスがますます楽しみだ~

ご飯も食べて、お茶まで頂いて、いよいよペンタスタイム~


まずは大勢でのブレガンジュール!!

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よく道路を歩きながらガムランを演奏しているあれ。
サンガールのメンバー若いな~、みんな楽しそうだな~、花持ちの女の子超可愛いな


お次はなんと、日本人女性による!?トペンダンス(仮面舞踊)!!
えぇぇ!!凄すぎるでしょ~。
女性が踊るトペンダンスって初めて見たけど、トペンは男女関係ないみたい。
習ったばっかりだと聞いていたけど、凄く格好良かった!!


続いて、ちびっこバロン~
尻尾のついていない、一人で踊るバロンダンス。
(なんていうバロンか教えてもらったけど、忘れた・・・)

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あぁぁ、何て可愛いんだー!!
(私は大のバロン好き)


更にトペンダンスがあった後は、2チームによるグンデルの演奏。
どちらも初めて聞く曲だったけど、タバナンの曲かな?
そういえば2年前にサルゴ先生とPKBの子供グンデル大会を一緒にみていた時に、サルゴ先生は「タバナンがよかった」って言っていたな~。
こうした人前での演奏の機会があればあるほど演奏者として成長していくんだろうな。


それから更に・・・

外国人女性(チェコの方だったかな?)がグンデルのバテルに合わせてレボンを唄う。
ついアメリカ人のMさんを思い出して、逢いたくてしょうがなくなってしまった。
(Mさんはレボンを唄うのが大好き。みんなで撮ったPVもある。)


そして更に更に・・・



外国人女性によるワヤン!!
しかも2本仕立て。

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もちろん儀式用のワヤンと違ってかなり短くしてあるバージョンだが、それでも外国人女性がダランとしてワヤンを演じている姿を見るのは初めてで、もうただただ関心してしまう。
グンデルの演奏はバリ人の熟練者のようで、ところどころデンパサールと同じスタイルも出てきて、凄く参考になった。


それから、日本人奏者によるグンデル演奏!!
曲はSekar Ginotanタバナンスタイル。
すっごく楽しそうに演奏するから、こっちまで楽しくなってきた
終わった後は拍手喝采!!



この時点で、夜の11時くらいになっていたかな?
ここまででもかなりの内容で、これで終わりかな~なんて思っていたら、何とこれから更にクレアシの曲を披露するという。
マジですか、やる気満々すぎる!
(このサンガールの人だけ?いつもこんなやる気満々なの!?)


クレアシの曲も最後まで満喫し、家についたのは1時ごろ。
もの凄く濃すぎる内容で大満足のペンタス鑑賞。
外国人女性がこんなにも生き生きとバリの芸能を習っている姿は凄く刺激になった。



タバナン、夜の気温が寒すぎて最初はブルブル震えてたんだけど、
そんな寒さも吹き飛ばす熱い熱い夜だった。



オダラン日和

2016年 09月07日 14:54 (水)


ずいぶん前に、バリ人は色々なお寺のオダラン(寺院創立記念祭)が1年に何回もあって大変というようなことを書いたが、ガルンガンというバリ島最大の祭日の前に我が家では立て続けにオダランがある。

まずは、シガラジャにあるSanggah Gede。
ここは、クルンクンに住んでいたご先祖さまが、戦争でシガラジャに逃れた時に作った家寺の集まり。
シガラジャのプグラタンという村にあるのだが、この周辺に一緒に逃げてきた親戚一同が暮らしている。
夫の祖父母が直接祭られている家寺ということもあり、結婚する時も、子供が生まれた時も、どんな時もこの家寺に報告に来ている。


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この家寺のオダランが、ガルンガンの約2週間前。

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で、クルンクンにあるPura Kawitanと呼ばれるご先祖代々のお寺のオダランがガルンガンの1週間前。

どっちも平日なので、仕事を半日休んで日帰りでだったりしてかなり大変なので、普段ならどっちかだけか、どちらも行かないか、だったりしていたのだが、最近になってようやく少しバリ人のご先祖さまを大切にする気持ちが分かってきたので、今回は頑張って両方のオダランに参加してみた。


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こちらはクルンクンのPura Tangkas Kori Agung。


オダラン参加といっても、その地域に住んでいない私たちは参拝だけというごくごく簡単な形だけなんだけど、この地域の人々はお寺の飾りつけからお供え物まで大忙しとなる。
ありがたいことです。


大変だったけど、参拝後はやっぱり清々しい気持ち。
行ってよかった。




**********



で、今日はガルンガン当日。
あちらの世界からご先祖さま達がこちらの世界におりてくる日。
日本のお盆と一緒。
ご先祖さまを盛大に迎え、世界の平和をバリ島全体で祈る。


今回のガルンガンは、寺院での演奏の機会に恵まれいつもより更に清々しいガルンガンとなった。
(演奏の様子はまたそのうち書きます)


美しいペンジョールの風景がバリ島中で見られ、バリ島が最も美しいこの時期。
バリで暮らしていてよかったな、と思える時期。




『Taman Nusa』で民族楽器体験

2016年 08月24日 16:01 (水)


結構前のことになるけど、前からずっといってみたかった「Taman Nusa」へ家族でお出かけ


場所はバンリに近いギャニャールの山奥。
民族博物館+テーマパーク的な施設で、インドネシア中の伝統家屋がずらり~と並んでいて、結構おもしろかった。



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こんなのとか



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こんなのとかがずらり~。
それぞれの島から運んできて組み立て直したんだとか。



インドネシアは超絶島国で、それぞれの島によって全然文化が違うので、色んな文化が一気に楽しめておもしろい!!ここ!!


スタッフもそれぞれの島から現地の人が働いていて、パプワの民族衣装を着て一緒に写真撮ったりとかもOK。
つい、「写真撮ったらお金払え」なんて言われるんじゃないか・・・とか思ってしまったけど、スタッフはもちろんプロフェッショナルな方々。
そんなこと一言も言われずににこやかに対応してもらえた。
(くだらない疑いをかけて申し訳ないです。)



私は、といえばやっぱり民族楽器に興味がある訳で・・・
民族音楽が聞こえてきたら自然と足がそっちに向かう。




こちらはスラウェシの楽器「コリンタン」。

簡単なコードをその場で教えてもらって、一緒にお試し演奏もOK。
た、楽しい~






こちらはカリマンタンの楽器で「サペ」。
ギターの様な構造の楽器。
CDなのかと思って家屋に入ってみたら生演奏だった。
贅沢~。




こちらはおなじみ?ジャワの「アンクルン」。
アンクルンって西洋音階と一緒だって初めて知った!!
なので、その場で簡単な曲なら合わせられる。




ちなみに、「ワヤン博物館」なんてのあったりして。


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いや~、この施設本当に楽しい


結構な広さで、早めに歩いてもゆうゆう2時間はかかって、足がガクガク。
日頃の運動不足が身にしみる。