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ウパチャラでの演奏 ~Part-31~ 

2017年 01月31日 12:35 (火)



※10日程前から日本に帰ってきています。
私のブログはかなりのタイムログがあるので、日本からでもバリの出来事をUpしていきますね。
かーなーり前の出来事ですが・・・



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久しぶりのデンパサールでの儀式演奏。
この日は3Bulanan(ティガブラナン)という赤ちゃんの3か月をお祝いする儀式での演奏。
※バリの赤ちゃんは、この3Bulananという儀式を経てようやく人間としての人生がスタートする。

ひっさしぶりのラディタ先生との2人演奏となるのでちょっと緊張&気合が入っていたが、前日の予習とかはなし・・・
というか、その日は一晩中子供が高熱を出しており、看病でほぼ寝てない状態でラディタ先生の家へ向かう。

9時集合と聞いていたのに、8時半頃に「もうお迎え来ちゃった」と電話が入り、大慌て
ラディタ先生の親戚のおじさまがお迎えに来ていた。


そのまま急いで会場に向かうのかと思いきや、そのおじさまの経営しているレストランでお茶タイムが始まる。
かなり素敵なレストランで、優雅にお茶タイム...といきたいのだが、眠気をこらえるのに必死
結局、会場入りしたのが11時頃で、その後もお昼ご飯とかが先に出てきて、儀式を執り行うプダンダさん(高僧)が到着したのが13時頃。
4時間待ちー

まぁ、もう慣れっこだけどね、体調良かったら全然平気なんだけどね。
寝てないからかなり眠気がピークだわね。

と言っても、久しぶりの儀式演奏だし、やっぱり大好きなグンデルの前に座ると眠気も吹き飛びはりきって演奏!!

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まずはつかみのMerak Ngeloから。

あぁ、グンデルの音が心地よい・・・


予習なしのぶつけ本番のため若干戸惑うも、まぁ何とか曲を演奏していく。

Sekar Sungsang Kayumas、Pakang Raras、Candi Rebah、Sekar Ginotan Suwakati、Rebong Tegas、Partha Wijaya、Sekar Taman、Rebong Sukawati、Sri Kandi・・・

あぁ、楽しい!!


この日の儀式は、3人の赤ちゃんに対してだったので思っていたよりも長めだった。
最後のSudamalaを演奏し終えたのは16時頃で、ラディタ先生の家に着いたのは17時近く。
当初の予定では、9時から始まってまぁ昼頃には終わって、その後少し休めるだろう、なんて思っていたんだけど・・・

というのも、この後18時からプレゴンガンのNgayah(儀式演奏)の予定が入っていたので、ちょっと休憩が欲しかったんですよー。

そういえばこのパターン、以前にもあったな・・・
(前日寝てないで、儀式2つ掛け持ち)
なんて思いながら、大慌てで家にマンディ(シャワー)をしに家に帰る。


後半へつづく・・・



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それにしても日本寒いですね。
私の田舎は雪国なので、がっつり雪にまみれています・・・
(寒いのが苦手だからバリに移住したのに・・・
まぁ、人生で最後の冬かもしれないと思い、何とかポジティブに楽しんでいますが。

今回も帰国のお供はこちら、パングル。

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手がなまらないように、ビデオ見ながら枕叩きます。


そして、久しぶりに冬の白川郷へ~

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大好きな場所で、またここに来れるとは思わなかった。
もの凄い雪でしたが。




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今日の練習曲【Mesem続き】@SUKAWATI

2017年 01月17日 13:00 (火)


サルゴ先生の話す昔話が好きだ。


と言ってもサルゴ先生はまだまだお若い(60代)ので、半昔話といったところだろうか。
小学校の先生との思い出話や、若かりし頃の恋人との話、奥様との馴れ初めなど、サルゴ先生はお話好きなので、色々な話をしてくれる。

中でも興味深いのは、やはりグンデル黄金時代の話。

ダランのナルタさんや、今は亡きロチェンさんの名前が出てくると、今まで本でしか読んだことのない物語のお話がいきなり現実味を帯びてくる。


「昔はよく海外にも演奏活動に出かけたなぁ。」
「日本にも2~3回くらい行った。後はオーストラリアとかヨーロッパとか・・・」

「ドイツに行った時のことは忘れられん。知ってるか?ドイツのスーパーはめちゃくちゃ大きいんだぞ!!ワシの家からスカワティの市場くらいの大きさだ。」
「びっくりしてたら、隣にいたはずのナルタさんやロチェンさんの姿が見えなくなって、一人で置いていかれて・・・あの時は死ぬかと思った!!」

天下のサルゴ先生が、それきしのことで死にはしませんよ!!
と心の中で突っ込んでいたのだが、

「本当に今でもはっきりと思い出す。死ぬかと思った!!」
と力強く繰り返すので、うんうんうなずいておいた。


それにしても、何て素直な人なのか。
こういう話を聞いていると益々サルゴ先生の人柄が好きになる。
(パッと見、「わが道を行くグンデル界の巨匠」なのだが、時折そんな繊細なことを考えていたのか・・・!!と驚くことが多々ある。)


「でも、海外へそうやって演奏旅行に行くと、その国に住んでいるインドネシア人がたくさん尋ねてきてくれて・・・あれは本当に嬉しいものだな。」

とその日の話は締めくくられた。


さて、練習の続き。
かなりのスローペースで進んでいるMesem。
年末にかけて、サルゴ先生の入院騒ぎもあり(今ではすっかりお元気です)、
年をまたいで今年初のスカワティ稽古。

この日は渡バリ中のTさんと、サルゴ亭でお会いする約束をしてしばしおしゃべり。
(Tさんはバリ歴何十年にもなる、ガムランの大先輩です。)

二人でわいわいおしゃべりしていると、昼寝中だったサルゴ先生も起きてきて、
「ちょっと早いけど練習始めるか。」
と。

Tさんは午前中も稽古でお疲れだったと思うのだけど、どうしても一緒にグンデルを弾きたくて無理に引きとめ一緒に曲合わせ。
(ありがとうございます

Tさんがグンデルの前に座ると、珍しく息子のW君もやってきて、4人での曲合わせ。
グンデルはやっぱり4台での演奏が最高の音となる。
嬉しいな~


まずはKrepetan。
スカワティでの稽古が3週間ぶりだったので、グンデルさばきをチェックされる。
最後、左手の均衡がみだれ「こいつ間違えたぞ」とばかりにサルゴ先生に笑われる。


続いてSekar Ginotan、Partha Wijaya、Bima Kroda・・・
この4人の組み合わせは、いつしかのNgayahを思い出させる。
4台のグンデルが生み出す音のうねり、心地いいな~

結局、Sekar Sungsang、Sulendroと6曲もTさんにお付き合い頂いた。
(本当にありがとうございます


続きMesem。
残すは最後のパートのみ。
何とかMesem最後までたどり着いた~


これにてスカワティでのグンデル稽古はしばしのお休みとなる。
と言うのも、この後日本に1ヶ月帰国予定なもので。
バリに戻った後はスカワティでの稽古が難しそうなので、実質これが今年?最初で最後のスカワティ稽古かな。
本当はこの後、Bendu Smara、Candi Rebah、Alas Arumを予定していたのだけど残念ながらタイムアウト。

スカワティでのグンデル稽古、約1年間。
私に魂の入れ方を教えてくれたサルゴ先生には感謝しかない。
次にスカワティでの稽古に復帰できるのはいつになるかは分からないけど、
また必ず戻ってこよう。


それまでサルゴ先生にはお元気でいてもらわなければ!!




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今日の練習曲【Seketi】@DENPASAR

2017年 01月07日 11:54 (土)



新年あけましておめでとうございます

って、もう年があけてから1週間も経ってますね
年明けから色々バタバタと忙しく・・・


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デンパサールでのグンデル練習は実に2ヶ月ぶり?3ヶ月ぶり?
なことも思い出せないくらい、久しぶりとなる。

10月頃からいろいろあり、週に3回のガムランレッスン(グンデル2回、プレゴンガン1回)が難しくなり、その間はプレゴンガンとスカワティでのグンデルのみとしていた。
別にスカワティを優先したとかそういう話ではなく、ラディタ先生には練習を減らす理由を話していたので、「まぁ分かってもらえるだろう」という、つまりは甘えってやつですね。
(プレゴンガンで週に1回は顔を合わせるし)


最近ようやく落ち着いてきて、昨年末からようやくデンパサールでのグンデルも再開。


前回の続きとなると、バテルの曲「Jaba Kuta」なのだが、

「Jaba Kuta、もうすっかりさっぱり忘れた。」
「同じく。」

という有様。

「そのかわり、Seketi思い出した。」
「お!いいね~。」

という訳で、久しぶりの練習はSeketiを習うことに。
(Jaba Kutaを1から思い出すのはかなり大変なので。)

デンパサールのSeketiはそんなに難しくないアンカタンタイプの曲で、ずい分前にラディタ先生にお願いしていたのだけど「忘れたー」といって教わってなかったのだ。

「Seketi」のKetiとは、たくさんという意味らしくそれにSeがついて“たくさんの“という意味になるのだが、同じたくさんという意味のBanyakとは少しニュアンスが違うらしい。
まぁ、アンカタンという曲で、何回もたくさん繰り返せるという意味なのかな?

4~5種類のコテカンをつなぎ合わせて、覚えることはそれだけ。
久しぶりの手慣らしとしてはもってこいの曲。


で、年明けての練習ではそのままSeketiのサンシ(裏パート)を習おうかと考えていた。
その後は、5日に予定していたNgayah(奉納演奏)の曲を合わせればちょうどいいかな、なんて思っていたら・・・

「あ、4日にワヤン・ルマ(お昼の人形劇)あるんだけど、演奏する?」
と聞かれ、

ワヤン演奏は都合がつく限り絶対に断らないと決めているので、
「あ、演奏するー。」

「・・・4日って、明日!?」
「うん。」

となり、急遽ワヤンの練習に切り替える。
ワヤン演奏、最後に演奏したのが確か夏頃だったので、もうかれこれ半年近く演奏していない上に、家でも殆ど練習出来ておらず、この前久しぶりにチラッと弾いてみたら見事に色々なところの音が抜けていたという状態。

ヤ、ヤバイ・・・


「で、5日は奉納演奏で、6日もワヤンあるから。」
「え・・・と、演奏は4人体制?」
「いや、2人。」


完全にヤバイ


久しぶりに合わせるPemungkah。
早くて手がついていかない。
というか、忘れている音がたくさんある。

続くつなぎの部分。
カユマススタイルとクンバンワルスタイルを習っているのだが、どちらもはっきり思い出せない。
ので、簡単にしたフレーズのみ。

Pengrumrumはなんとか覚えてはいるが、早いと音が飛ぶ。
Tulang Lindungはスカワティスタイルで統一。
カヨナンが舞い、Alas Arum、Punyacha Parwa・・・
Alas Arumは1回かな~、とか細かく打ち合わせ。
Pengalankaraは使うかどうか分からないけど、取りあえず合わせる。

後は問題のアンカタン。
これまで13種類のアンカタンを教わっていたのだが、その殆どをはっきりとはおぼえていないので、うち3~4種類を繰り返すことに。
(覚えていても手がついていかない)

アンカタン、やばいな~、家でもう1回練習しなきゃー。
なんて思っていたら、

「後は、Rebongがくるかな~?」


あぁ、忘れてた・・・
Rebong、Mesem、Bendu semaraはどれが来るか分からないから全部出来るようにしないとだった。
レボンのカユマススタイルはスカワティスタイルとMemadu(ぶつかり合い)を起こしてしまうので、スカワティスタイルに統一。
Mesem、Bendu semaraはおぼろげで


約2時間、ワヤン演奏の打ち合わせをしたけど、まだ全然足りない・・・
続きは家で。



**********


という訳で、正月早々ちょっとバタバタしていました。
現時点では3日間の連続演奏も終わっており、
演奏の様子はまたそのうち書いていきます。


それでは、こんな感じでみなさま今年もよろしくお願いします。


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ウパチャラでの演奏 ~Part-30~  

2016年 12月13日 12:42 (火)


もう、かなりずい分前の話だが、Mascit寺院のオダランでNgayah(奉納演奏)があるとのことで参加させてもらった。

確か2~3ヶ月前にも大きなオダランがあって、その時も演奏させてもらったけど、半年経っていないのにまたオダラン??
と思って聞いてみると、この寺院では2~3ヶ月位で大きなオダランと小さなオダランを繰り返すらしい。

Kさんの車に乗り込みスカワティを出発。
寺院に着いた時点でクラマスチームはまだ来ていなかったので、しばらく寺院の周りを散歩する。



前回のオダランは大きなものだったので、寺院横の広場でかなり大きな市場が立っていたのだが、今回は市場の規模も小さめ。
(というか、ちらほらと食べ物を売る人のみ)

ちょっと気になっていた海の方へ向かう。


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海岸沿いには、このように海に向かってお祈りを奉げる場所?のようなものが5m間隔くらいで続いており、その先に見えるのはペニダ島。

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ペニダ島はバリの人々にとっては結構特別な場所で、その昔ジャワの高僧がバリを開拓しようとやって来たときに、バリにいた悪いものたちを説得してペニダ島に移ってもらったという逸話がある。
バリではいいものにも悪いものにも同様にお供えをする風習があるので、人々はペニダ島に向かってもお供えものを奉げたりするのだろう。

もしかしてこのマスチット寺院はそういったことも関係しているのかもしれないな、なんて、海に浮かぶペニダ島を眺めながら思う。(本当のところは知らないけど)

海岸沿いの岩の上に座って3人でぼんやりしていたら、サルゴ先生が、
「今思い出した。そういえば、昔彼女とここにこうして来たことがあったなぁ。」
なんてボソッと淡い思い出話。

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「そろそろお寺に行くか。」
とその辺に売っていた茹でピーナッツを買って寺院内へ。

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しばらくピーナッツを食べながら待っていると、クラマスチームがパングルをもってやって来た。

とほぼ同時に到着したのがEさんとN君。
マニスクニンガンの時にサルゴ亭で会ったばかりだ。

以前のサムアンティガ寺院でのNgayahを思い出させるメンバー。
一緒の演奏はちょっと楽しみ。


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Sekar Ginotanから始まり、どんどん弾いていく。
メンバーも入れ替わりで、どんどん弾いていく。

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参拝者は前回のオダランの時よりちょっと少なめかな?
と思っていたけど、夜になるにつれてかなりの人になっていた。


あたりもすっかり暗くなってきたところで、奉納演奏終了。
みんなでスンバヤン(お祈り)をして、ご飯を頂いて帰路につく。

お寺でのNgayah(奉納演奏)はいつも楽しい。




久しぶりのグンデル練習【Mesem】@SUKAWATI

2016年 11月23日 11:52 (水)


スカワティでのグンデルの練習、3週間ぶり。


ここのところ、自宅でもグンデルの練習が全く出来ない日々が続いていた。
(以前は毎日かかさず頑張っていたのに・・・)
グンデルの腕は、1日弾かないと1日分後退すると言われている。
なので、約1ヶ月分後退しちゃったな~、なんて思いながらもなかなか練習ができないもどかしい日々。

とうとう夢にまでグンデルが出てきてしまった。
しかも毎回、グンデルが弾けなくなるという悪夢・・・

これじゃいかん、と先週、気をふりしぼって久々にスカワティに向かった。


「久しぶりだな。もう大丈夫なのか。」
「サルゴ先生も具合はいかがですか?」

サルゴ先生はこの3週間の間にどうやら坐骨神経痛?をわずらっており、起き上がれない日々が続いていたと聞いていて心配していたのだが、思ったよりもお元気そうでホッとする。

「痛みは変わらんけどな、こうしてグンデルが弾けるんだから言うことない。」
と笑うサルゴ先生。


「久々だからな、今日はテストだぞ。」

と、今まで習った曲を弾いていく。
まずはSekar Ginotan。
いつもなら、スカワティの練習日の前日は必ずスカワティの曲を一通り弾いてから稽古にのぞむのだけど、それもできなかったので約1ヶ月ぶりのぶつけSekar Ginotan。
全然自信がなかったけど、まぁ、何とかなった。

「お、まだ腕はおとろえてないな。」
と言われホッとすると同時に、ジンジンしびれる両腕。

と共に、魂もふるえた。
しばらく忘れていたこの感覚。
久しぶりのスカワティでのサルゴ先生との演奏。
もう、心がビリビリしびれて嬉しくなってくる。
やっぱり私はグンデルが大好きだ。

次々と曲を弾いていく。

Sekar Madu、Ombak-ombak、Krepetan、Gedebeg、Sekar Jepun、Rundah、Sansang・・・

ところどころつまずいたり間違えたりなんだが、やっぱり楽しい。

最後にTabuh Gariだったんだけど、「絶対に間違うなよ。」とプレッシャーをかけられ見事に間違う。
「お前―、忘れたのか!この大事な曲を!!」
と叱られこの日の稽古は終了。


やっぱり楽しい。




で、今週も頑張ってスカワティまで。


着くと、サルゴ先生の息子さん達を筆頭に、村の若い衆が集まってワイワイしている。
どうやらラワール作りのようだ。

ラワールとは、鶏肉や豚肉、野菜等を細かく刻んで、バリのブンブーといわれる調味料を混ぜ合わせた、バリ独特の料理だ。
宗教上のお祝い時などに作られることが多く、このラワール作りは男性の仕事。
分厚いまな板の上にのせられた材料を、若者達が楽しそうにトントン刻んでいる。

それを横目に練習開始。

「自信のない曲は何だ。」
と聞かれたので「Sekar Jepun」と答えると、もの凄い早さで弾き始めるサルゴ先生。
自信ないって言ってるのに~、なんて恨めしい気持ちになったのも一瞬。
とにかく何も考えずに必死でくらいついていかないとたちまち音を見失ってしまう・・・

「テンポがなっとらーん!!」
「うわー、ごめんなさーい!!」
なんて言いながら別の曲へ移っていく。

Sekar Madu、Ombak ombak・・・


「さて、そろそろ新しい曲を始めるか・・・」


といわれしばし考える。
実はこの先どう進んでいこうかちょっと迷っていた。

現在スカワティの曲は18曲。
うちサンシができるのはTulang Lindungの1曲のみ。
そろそろ本格的にサンシを始めないと、現在デンパサールでおちいっているサンシ地獄が待っているのは目に見えている。
(私はサンシが大の苦手)

ただ、家庭の事情で、この先こうしてサルゴ先生と練習できるのは残り数ヶ月というのが現状。
今からサンシを始めても、できるのはほんの数曲・・・

なので、このままポロスをひたすら突き進むことにした。


「Mesemでお願いします。」
「Mesemか。よし。」


Mesemとはワヤンで主人公の悲しみを表す曲だ。
どこかもの哀しいしっとりとしたメロディー。


喜びの曲であるRebongはスカワティとデンパサールのスタイルがかなり似ていて、Memadu(ぶつかり合い)を起こし覚えるのにかなり苦労したが、Mesemは全くスタイルが違うので1から覚える感じ。


Mseemの途中で、どうやら若者達のラワールが出来上がったようで、食べるぞー、と声がかかる。

「食べれるよな!?」
と聞かれ、

(う・・・実は前日からお腹の調子がちょっと・・・)
となんて思ったけど、バリでラワールを勧められてことわるのはちょっと失礼に当たる。
ので、喜んで頂く。

→ラワールはバリ人にとってはソウルフードともいえる特別な料理、ご馳走にあたる。ラワールは作りたてが一番おいしく、その最高においしい作り立てのラワールを断るなんていうのはバリ人には考えられないこと。
「俺の料理が食べられないのか・・・!!」的な感じなので、できれば断らない方がいい。
(日本人的遠慮とかは、ここでは無意味)


あ、やっぱり作りたてラワールおいしい!!


そのうち、どこからともなくビールやトゥアック(お酒)が運ばれてきて、日曜日のお昼から酒盛りが始まる。

「Lotusyaも飲むー?」
と声がかかるがこれは丁重にお断りする。(まだ練習中だし)
バリ人女性がこの手の飲みに加わることはまずない。
男性陣だけの、健全な?飲み会なのがバリ式。
そのうち誰かがギターを持ってきて、みんなで歌を歌い始めるのがいつものパターン。

ラワールをおいしく頂いて、Mesem続き。
とりあえず最初の2フレーズくらい。
ゆっくりの曲なので、ゆっくり覚えよう。


若い衆の歌声に送られながら帰路につく。
そういえばサルゴ先生のところでグンデルを習い始めて今月で1年になるな。



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